2012年F1ブラジルGPの日曜決勝で、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルは6位となり、タイトルを獲得。マーク・ウエーバーは4位を獲得した。
■レッドブル・レーシング
セバスチャン・ベッテル 決勝=6位
アドレナリンがほとばしっていて、自分の頭の中がごちゃごちゃでよく分からない。信じられないようなレースだった。今日は僕らを苦しめるために起こり得る、あらゆることが起こったんだ。ターン4でなぜか回って逆向きになってしまった。そこから向き直らなければならなかったけれど、誰もぶつかってこなくてラッキーだった。クルマにダメージがあり、路面が乾いていく中でさらにストレートスピードが低下した。でも運よくまた雨が降ってきた。
週末を通して、もし雨になったら僕らはきつくなるだろうと言う人たちがいて、そう決めつけようとしたけれど、今日僕らはドライと同じくらい雨のコンディションも強いと証明した。すごくハッピーだよ。シーズンを通して一番重要なのは、僕らはプッシュし続けながら、自分を保ち続けたことだ。自分たちの仕事に集中し、自分たちの道を行き、それが勝利につながった。ある人たちは駆け引きを仕掛けてきたけれど、僕らは全くそれに気をとられず、自分たちの道を進んだ。
ミルトンキーンズやサーキットに来ている全員が常に全力でプッシュし続け、シーズン後半僕らはパフォーマンスを大きく向上させた。チームとルノーに感謝したい。僕らのチームには、他の人たちよりも重要だと思っているような人間はひとりもいない。皆一緒に努力している。これがひとつの大きな力となっていて、それをとても誇りに思う。
こんなことが起きたのが信じられないよ。僕のヒーローのひとり、アイルトン・セナの母国で3度目のタイトルを獲得した気持ちを言葉に表すのは難しい。クルマの中で泣いていたけれど、無線が壊れていたんだ。むしろよかったかもね! 明日になればもっと何か言えるだろうけど、今はいい言葉ば見つからない。
マーク・ウエーバー 決勝=4位
今日は期待に沿ったレースになった。誰にとってもすごく難しいコンディションだった。今日の僕らのペースはそれほどよくなく、僕もセブ(ベッテル)もリスタートでかなりリスクがあったし、スリックで臨んだ最初のスタートでもそうだった。僕はイン側からかなり強くヒットされた。ザウバーだったと思う。
そこから挽回していかなければならなかった。今日は最大限の仕事ができたと思う。インターミディエイトタイヤに換える時も正しい判断ができた。セバスチャンは素晴らしい仕事をしたね。彼は最上級のレベルの仲間入りを果たし、自分自身を確立している。最年少ワールドチャンピオンとなり、今や3度のワールドチャンピオンだ。
彼には脱帽するしかない。シーズンはあっという間に終わった。たくさんのウイナーが生まれ、アップダウンがあり、多数のクラッシュがあり、僕自身2回勝てた。今は休みを楽しみにしている。充電して2013年に備えるよ。