2012年F1イギリスGPの金曜プラクティスで、トロロッソのダニエル・リカルドは2位/22位、ジャン−エリック・ベルニュは10位/14位だった。
■スクーデリア・トロロッソ
ダニエル・リカルド フリー走行1=2位/2=22位(ノータイム)
雨は週末ずっと続くように思えるので、今日の走行は価値あるものだった。午後のセッションは多くの周回を重ねるにはあまりにもウエット過ぎたとしてもね。午前中のセッションはかなりうまく行った。エクストリームタイヤのみで走行し、こういったコンディション下での走行に自信が持てるようになり、明日に向けていいフィーリングをつかめた。セットアップ作業も少しは行ったが、多くの変更はしなかった。こういった状態では、タイムはドライバー自身の力量によって出る部分が大きいからね。午後になってインターミディエイトを履いたが、インラップとアウトラップを何度か繰り返しただけだった。雨は間違いなくマシン同士のパフォーマンスのギャップを減らしてくれるので、残りの週末がウエットになってくれるのは歓迎だ。
ジャン−エリック・ベルニュ フリー走行1=10位/2=14位
今日のプラクティスは、ヘビーウエットコンディションに慣れる上で役立ったし、セットアップに関して、ひどいウエットとなりそうな週末に向けてマシンの方向性をどのように進めるべきか確認できた。コンディションはかなり変化していき、僕の最後のランでは雨が激しさを増していたので、ラップタイムは何の意味をなさない。インターミディエイトでもっと走行したかったが、路面がそれに十分なだけ乾くことはなかった。サーキットの水量が常に変化し、評価するのが難しかったけれど、2回のセッションでいくつかのセットアップ変更を行った。でもマシンの改善面でできることは多くなかった。雨は各車のパフォーマンスをイコールにしてくれるので、最近のレースよりも競争力のあるタイムが出せることを期待している。