2012年F1スペインGPの土曜予選で、フェラーリのフェルナンド・アロンソは2位、フェリペ・マッサは16位だった。(ルイス・ハミルトンの失格により昇格)
■スクーデリア・フェラーリ
フェルナンド・アロンソ 予選=2位
3位という結果は予想していなかった。一歩前進し、序盤戦ほどは苦労せずにQ3に進むことができるだろうと思っていて、そのとおりになった。でもここまで上のグリッドが獲得できるとは全く考えていなかった。このポジションが僕らのマシンのパフォーマンスを正確に表すものなのかどうかは分からない。レッドブルの一台とマクラーレンの一台がQ2で敗退し、もう一台のレッドブルはQ3スタート時点で新品ソフトタイヤを持っていないなんて事態は普通じゃないからね。でも確かなのは、ここに持ち込んできたニューパーツのおかげで、僕らは正しい方向に一歩踏み出せたということだ。もちろん、まだ一番上のポジションを争うには十分ではないけれどね。
今週末のスタートのため、いいベースを築けた。でもポイントが与えられるのは明日だ。なんとかいいスタートを切りたい。タイトル争いにおけるメインのライバルたち何人かが僕らより後ろのグリッドになったから、僕らはその状況を最大限に生かさなければならない。 タイヤのパフォーマンスが重要なファクターになるだろう。明日は今日とは違う気温になるという予報がなされているから、それによって意外な事態が起こるかもしれない。最高のファンの前でレースをすることは、いつも以上のモチベーションをもたらしてくれるよ!
フェリペ・マッサ 予選=16位
これほど予選が接戦だと、クリーンラップを走り、すべてをうまくやることが重要だけど、僕にはそのチャンスがなかった。Q2の2回目のランでは、少なくとも7、8台のマシンが計測ラップに向けてタイヤを温めているところに出くわし、そのせいで大きくタイムをロスしたのは間違いない。フェルナンドの結果を見ても分かるように、マシンのパフォーマンスが一歩前進したというのに、17番手グリッドからスタートするなんて、本当に残念だ。F2012に導入した新しい空力パーツはうまく機能しているようだ。空力ダウンフォースが少し向上し、ドラッグが減った。でもまだやるべきことが多いことは十分分かっている。このコースはタイヤに厳しいから、明日は戦略が重要になるだろう。ポイント圏内に入れることを願っている。