2012年F1バーレーンGPの金曜プラクティスで、マクラーレンのジェンソン・バトンは5位/6位、ルイス・ハミルトンは1位/4位だった。
■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ジェンソン・バトン フリー走行1=5位/2=6位
タイヤの両コンパウンドでバランスを見つけ出すことに努め、興味深い1日だった。マシンの挙動が開幕3戦とは大きく異なっている。バランスで行き過ぎてしまった可能性があるので、一歩戻る必要があるかもしれない。より良いポジションにつけるため、今夜やらなければいけない作業がありそうだ。でも、明日までには問題を解決できると思っている。僕のラップタイムは1日中あまり良くはなかった。シングルラップではメルセデスとレッドブルが速そうだ。現時点では前のマシンに対して大きな開きがあるが、レースでもそれが同じようになるとは思わない。でも、ラップタイムを無視したとしても、僕らが選んだ方向性に完全に満足はしていない。明日に向けて何ができるかを話し始めているし、取るべき方向性に関していくつかポジティブな意見もすでに出ている。僕ら全員にとって難しくなると思う。どのタイヤをうまく機能させられるかが重要になってくるだろう。
ルイス・ハミルトン フリー走行1=1位/2=4位
ここでは、タイヤを労わることが本当のチャレンジになる。トラックの路面はものすごく熱く、ブレーキング時にタイヤに伝わってくるエネルギー量は信じられないほどだ。気温が上昇し続け、まるでアイスリンクの上をドライブしているような感覚だよ。タイヤデグラデーションは皆にとって大きな問題となるだろうし、今週末は誰がタイヤを一番うまく労わることができるかに尽きるだろう。今日は風向きも大きな要因だった。あるラップではターン4進入時は向かい風、次の周には追い風となり、次は横風になるといった具合だった。それはこのサーキットでは大きな影響をおよぼすんだ。僕の最速ラップは、ニコ(・ロズベルグ)がファステストをマークした30分後に出したと思うが、その時の風向きはかなり異なっていた。総合的に見て、メルセデスは速そうだ。僕らもそのあたりにいると思うが、明日になればもっとはっきりするだろう。全体的にはタフな1日だった。タフなチャレンジだったが、それは誰にとっても同じことだ。