BMWザウバーは、GP2チャンピオンのティモ・グロックを契約から開放すると発表、これでグロッグの来季トヨタ入りが確実になったといえそうだ。

　16日、F1の契約承認委員会の会合が開かれ、グロックの将来について話し合われた。その結果について正式に言及してはいないものの、BMWモータースポーツディレクター、マリオ・タイセンは、この2年間テストドライバーを務めたグロックは同チームの2008年のプランにはもはや含まれないことを明らかにした。

　ロイターは、タイセンのコメントを以下のように伝えている。
「ティモ・グロックはもはや来年BMWザウバーでドライブすることはない。我々は彼にテストドライバーのポジションをオファーしたが、彼には他チームでのレースの機会が与えられた。今後のF1キャリアにおいて彼が成功を収めるよう、心から祈っている」

　その“他チーム”というのは、トヨタであるとみられ、ラルフ・シューマッハーの後任としてヤルノ・トゥルーリのチームメイトとなる契約は、来週にも発表されると予想されている。

　グロックのトヨタ入りが確実になったことで、フェルナンド・アロンソの選択肢はレッドブルとルノーに完全に絞られることになり、おそらくルノー入りの可能性の方が高そうだ。

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