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中本修平レポート「苦手なコースとはいえ、戦闘力向上は実感できた」

2006年9月6日

 例年、イタリアGPの場合、前週に同じモンツァ・サーキットで合同テストが開催される。今年は全11チームが参加する、大規模なものとなった。Hondaはここで、改良型エンジンの実走テストを実施した。

「僕自身は今回テストに帯同しなかったのですが、モンツァは主要コーナーのほとんどが再舗装されていましたね。そのためにどんなタイヤを試しても、ハードすぎてしまったようです。ここは本来、かなり固いタイヤで走るサーキットでした。それが今回のテストでは路面のミューが低くて、全然タイヤがグリップしてくれませんでした。とはいえ最終日にテストした中では、その中でも最も柔らかいスペックのタイヤを、オプション仕様として選びました。基本スペックとなるプライム(ハード)タイヤも、2004年にオプション(ソフト)タイヤとして選んだ仕様よりも、柔らかいものになっています。路面が変わったこと、V8エンジンになって パワー、トルクが少なくなったことが理由です」

−舗装の問題は、両タイヤメーカーともに苦労していたようですか?

「ブリヂストンのチームはよくわかりません。フェラーリから舗装に関して詳細情報が入って、対応できたのかもしれません。初日から、彼らは速かったですから」

−気温は、例年より涼しかったようですね。

「はい。ただしモンツァの場合、8月のテストは暑くて、9月の本番は気温が下がるというパターンが多いです。その意味では、(例年より涼しかったことは)不安要素にはなりません」


−今回は新しい仕様のエンジンも走りましたが、トラブルが出てしまいました。

「最終日に2基。バリチェロの方が1100kmほどの走行でした。バトンは700kmぐらいです。それぞれが違う原因です。両方とも2レース分にはほど遠い。どう対処するか、この週末もいろいろ考えているところです」

−両方とも、大きな改良を施されたエンジンですね。

「そうです。でも最終仕様が今回のテストには間に合わなくて、もともとベンチテストではトラブルが出ていたものでした。最終のパーツが組み込まれるレース本番仕様では、そのあたりは解決されているはずです」

−低ダウンフォースのモンツァは、Hondaが比較的苦手とするサーキットだと思います。今回投入する空力パッケージは、いかがでしたか?

「まあまあ、でしょうか。最高速はフェラーリやルノーに比べると、やはり遅いです。でもモンツァでは、最高速がたとえ時速10km遅くても抜かれません。もちろん最高速が遅いと直接タイムに響くので、できれば最高速は伸ばしたい。でもそうすると、ブレーキングの安定性などに影響が出てしまいます。テストでは、ロングランのラップタイムもそれほど悪くはありませんでした。徐々にとはいえ、戦闘力は上がっています。ここはとにかくしのいで、次の中国につなげる結果が出せるといいですね」




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