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[Honda]中本修平レポート「われわれの持てる力を、100%出し切れた勝利だった。」

2006年8月10日

 今季初のウエットレースとなった第13戦ハンガリーGPで、14番グリッドからスタートしたジェンソン・バトンが、2000年のデビュー以来初優勝を遂げた。第3期のHonda、そして中本修平シニア・テクニカル・ディレクターにとっても初めてとなった今回の勝利について、現場監督はこんなふうに語っている。

「正直、うれしいですよ。やっと勝てて、ちょっとホッとした気持ちもあります。今日は上位陣のリタイアに助けられた部分もありましたが、次は本当に自力で勝てるようになりたいです。早くそうなりたい。また今日の1勝をきっかけにして、気を引き締めてやらなきゃと思っているところです。」
「ペース自体は、ジェンソンもルーベンスも悪くなかったです。だから表彰台には行けるだろうと予測はしていました。でも勝てるとは思っていませんでした。」

―スタート時点で、2人は違う種類のレインタイヤを履きました。
「レース開始時の路面状況が読めなかったからです。タイヤ選択はひとりをエクストリーム(悪天候用)、もうひとりをスタンダードウエット(浅溝のレインタイヤ)に分けました。それはいろんな戦略の面でそうやって、まあギャンブルだったわけです。あのあと雨がすぐに降っていたら、ルーベンスが行っていたでしょう。残念ながら、そうはなりませんでした。それで早めにタイヤが壊れてしまって、ピットインして順位を落としてしまいました。でもその後うまくばん回できたし、結果的に4位に入れたのも、ひとつの成果かなと思っています。」
「ジェンソンは、ご覧になった通りですね。丁寧に走るドライバーですから、こういう難しい路面コンディションではクルマのいいところを引き出してくれて、逆に悪いところは走りでカバーしてくれました。そのすべての結果だと思います。」


「ピット戦略も、うまく行きました。(後半46周目の)ジェンソンの2回目のピットストップは、レインタイヤをそのまま替えずに、ガソリンもちょこっとだけ入れてコースに出しました。「10周分だけ入れろ」って指示したんです。というのもあの時点では、後ろにいるP・デ・ラ・ロサ(マクラーレン)との差はかなり開いていましたから、もう1回ピットインできる余裕がありました。どっちに転がってもデ・ラ・ロサの前でゴールできるようにと、ああいう作戦を取りました。あのまま路面が乾いても、雨が降ってウエットになっても、どちらでも対応できるように、ということです。」
「その意味では、戦略もうまく行きました。今日はわれわれの持てる力を、100%出し切れました。マシン、ドライバー、レース運営、ピット作業、すべてノーミスで1日終えられて、よかったなあと思っています。」




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