マクラーレンのタイトルスポンサーとして長期契約を結んだボーダフォン。ロン・デニスも「タイトルスポンサー契約を結んだのは、この30年間でも限られており、ボーダフォンを含めてもわずか3社でしかない」と、今回のスポンサーシップの重要性を語っている。一方のボーダフォンは、マクラーレンの映像を携帯電話に配信するなど、オリジナルコンテンツによるユーザーの囲い込みを狙っている。

　世界規模でブランド展開しているボーダフォンは、3G端末で展開するVodafone live!での配信コンテンツとして、マクラーレンの映像を予定している。同社のマーケティング担当役員であるピーター・バムフォード氏は「モータースポーツの分野で次なる段階に進むことに期待している。タイトルスポンサーとなることで、F1への関与を最大限にまで引き上げることになるだろう。これはマーケティングの素材としてすばらしいものであり、一層のブランド展開が期待できる。もちろん、Vodafone live!の3G端末を通じて、ユーザーにエキサイティングなコンテンツを提供していきたい」と語っている。
　長期にわたるタイトルスポンサーを得たロン・デニスは「スポンサーが定着することで、我々は勝つこと、そしてチャンピオンシップを戦うことに専念できる。ボーダフォンを迎えることを非常に喜んでいるし、これから共に数々の成功を収めていくことに期待している」と語っている。
　一方、ノルベルト・ハウグも「ボーダフォンのような世界的に名が知れ渡ったブランドが加わることは、他のスポンサーにとっても重要なこと。お互いに協調関係を築くことで、チームに関わるすべての人々の利益に繋がることが期待できる」とコメントしている。

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