今年GP2シリーズで2位となったヘイキ・コバライネンが、2006年にルノーのサードドライバーを務めることが、正式に明らかになった。彼は、チームが世界タイトルを防衛するために、できる限りのことをして貢献したいと誓った。
フランク・モンタニーに代わってルノーのサードドライバーとなるコバライネンは、今年成功を収めたチームに入ることは、とても‘特権的’なことであると感じていると語っている。
来シーズン、チームのリザーブドライバーとなることが正式に発表されたのを受け、コバライネンは次のようにコメントした。
「この機会を得られてとても嬉しい。もうすでにチームのためのテスト作業は行っているが、学ぶことはまだまだたくさんある。この役割を担うことによって、チームをもっと理解できるだろうし、このレベルで作業することで僕のドライビングや技術的なスキルを磨きながらF1ではどんな風に作業をするのかも学んでいけると思う。チャンピオンシップを獲得したチームに招かれたということはある種の特権だと思うし、ルノーが世界タイトルを守るためにできる限りの手助けをしたいと思っている」
ルノーF1チームのマネージングディレクター、フラビオ・ブリアトーレは、コバライネンは間違いなくいい仕事をしてくれるだろうと語っている。同時に、これまでテストドライバーを務めたモンタニーの業績に関して感謝の意を示している。
「ヘイキはGP2シリーズでその才能と、彼がアグレッシブなドライバーであることを示した。さらにテストでは、チームのエンジニアに好印象を与えている」とブリアトーレ。「2006年におけるテストドライバーの役目はさらに厳しいものとなるだろう。我々はチャンピオンの座を守るために、シーズンを通じてV8エンジンの開発を継続しなければならないからだ。ヘイキは我々が成功を収めるために、価値ある貢献を果たしてくれるものと信じている」
「フランク・モンタニーは2005年いっぱいはチームのためにテスト作業を継続する。彼がテストドライバーを務めてくれた間のその献身的な貢献に感謝の意をささげたい。テストチームとともにこなしてくれた彼の作業は、我々が選手権を獲得するにあたって非常に重要な役割を果たしてくれた。これからの彼の未来が明るいものであることを願っている」