V8エンジンを使用した初テストを終えて、コスワースを賞賛した。
マイケルはさらに、よくある初期トラブルはあったものの、全体としては3日間のテストで特に不満はなかったと付け加えた。
「今週は、ウイリアムズとコスワースとブリヂストンの新しいパートナーシップにとって、素晴らしい初テストとなった。一緒にこれほど完璧な初テストができたことは、グローブとノーサンプトンで働く全員にとって、素晴らしい栄誉だ」とマイケルは語った。
「よくある初期トラブルは経験したが、達成できた走行距離や、セットアップでの進歩や、タイヤとV8エンジンへのマシンの反応についての理解を深められたという点では、本当にうまくいった」
「マーク(ウエーバー)は木曜日にセットアップの変更に取り組み、ブリヂストンのためのタイヤテストを行った。ニコ(ロズベルグ)は、木曜の午前中はセットアップを行っていたが、マシンに起きたギヤボックストラブルに対処するために、いくらか時間を取られてしまった。マークとニコはふたりとも、来週へレスでドライブする予定だ」
コスワースも同様に満足しており、F1レース・エンジニアリングの責任者であるサイモン・コルビンは、マイケルとまったく同じような意見を述べている。
「新しいコスワースCA2006 V8は、バルセロナで、ウイリアムズと共に素晴らしいコースデビューを行うことができた。新しいV8エンジンのプログラムにおいて、パフォーマンスと信頼性に関する目標は、終始かなり高いところにおかれているが、私たちは着々とそれに応えつつある。これはコスワースの全員による大いなる努力と、ウイリアムズチームとの間に築くことができた素晴らしい協力関係のあかしだ」
一方、ブリヂストンのテストオペレーションを担当する濱村一之マネージャーは、ブリヂストンとしてもテストの首尾に“満足”していると述べた。
「わが社のエンジニアたちは、ウイリアムズF1チームと共に働いてマシンをタイヤにマッチさせる作業を進め、全員と知り合うようにしてきた。初期のフィードバックはポジティブなもので、私たちはへレスで一緒に行う次のセッションの計画をすでに立てている。へレスでは、違ったスペックの評価テストを一緒に開始することができるだろう」