F1をはじめ、モータースポーツジャーナリストとして活躍している津川哲夫氏が、鈴鹿サーキットで開催されたマーチレースに参戦した。得意のダジャレで車名は“F1マーチ”。初めての鈴鹿、初めてのマーチをドライブし、雨の中で23位完走を果たした。
F1テレビ解説でおなじみの津川氏はイギリス在住だが、F1のシーズンが終了したこともあり、今回の参戦となった。
金曜日の練習走行で初めてマーチに乗り込み、これまた初めての鈴鹿を走った津川氏は、「やっぱり鈴鹿はF1でもクラシックコースと呼ばれるだけあってチャレンジングなサーキット。すぐには常連には追いつけない」と嬉しいとも悔しいとも取れるコメント。予選では最終ラップに一挙に3秒アップを果たしたものの、グリッドは最後尾の34番手に留まった。「もう最後の周だから、思い切りいった。130Rだって初めて全開だったし。それでもシリーズで走ってる人に追いつくのは簡単じゃないが、どうやらテールエンドは見えてきた」と手ごたえを得た。
スターティンググリッドにはジャーナリスト仲間を初め、鈴鹿サーキット関係者やオフィシャル、さらにはGTドライバーの加藤寛規選手まで応援に駆けつけた(トヨタ系なのに!)。あいにくの雨での決勝となり、「予選までで見えてきたものが、すべてリセットされてしまった」と嘆いていたものの、そこはベテラン。いざ決勝がスタートすれば、雨の中でライバルが次々とスピンする中、最後まで安定した走りでポジションアップ。7周の決勝レースを23位でチェッカーを受けた。
「マーチは、小さな車だけどちゃんとしたレーシングカー。やろうと思えば誰にでも参加できるいいレースだよね。もちろん、怪我やクラッシュはぜんぶ自分の責任だけど、それもきちんと理解した上で、みんなにレースを楽しんで欲しい」と熱いメッセージを送ってくれた。
マーチレースに関する詳細は、ホームページ(http://www.marchcup.jp/)へ