ポール・リカールが安全性に関する研究拠点に指定
2005年10月31日
FIAインスティテュートは、ル・カステレに位置するポール・リカール・ハイテク・テスト・トラックを、モータースポーツにおける安全性に関する研究拠点に指定した。今後はFIAインスティテュートのワーキング・グループによる安全セミナー、モータースポーツのオフィシャル育成、新たな安全性テストが同サーキットで行われる。
ポール・リカールは安全水準の高さや安全面における継続的な向上が評価され、FIAインスティテュートにより研究拠点として選出された。すでに数々の安全機能を独自に取り入れ、それらが世界中のサーキットで実用化されようとしている。他のサーキットがグラベルを使用しているのに対し、同サーキットはランオフエリアに磨耗性のあるスペシャルタイプのアスファルトを使用し、これが25エーカーにもおよんでいる。さらに、マシンに搭載されたトランスポンダーによって作動する警告灯を用いたコンピュータ制御のマーシャル・システムも導入している。
また、デジタルX線装置を備えた最先端のメディカルセンターもある。このメディカルセンターは、世界中のサーキットの同タイプの施設の中で最も先進的だ。他の設備としては、医療用ヘリコプターの着陸場、蘇生器具を完全に備えた救急車、完全な医療機器と2台のベッドを揃えた病室、生命維持装置が揃った応急処置用のセクションが2カ所、深刻な火傷を処置するための設備(特別な浴室を備えている)がある。
これらはWRCにおけるFIAメディカル部門代表である、チーフ・メディカル・オフィサー、ジーン・デュビーが管轄しており、麻酔専門看護師や訓練を受けた消防士などの常勤スタッフが8人以上控えている。
「ポール・リカールが最初にモータースポーツの安全性のための研究拠点となることに誇りに思う」と、ポール・リカール・サーキット社長兼CEO、フィリップ・ガージアンは語った。
「モータースポーツの安全性を高めるためにFIAインスティテュートをサポートし、彼らと協力し合えるのを楽しみにしている」
数あるサーキットの中でも、ポール・リカールが一番最初に安全性向上のための研究拠点となったわけだが、今後は各地域のモータースポーツの安全基準を高めるため、同じような中心地となるサーキットがそれぞれの大陸で1カ所ずつ選出される予定だ。
「ポール・リカールは世界中で最も安全なサーキットであると自らが実証しており、医療用設備は全て抜きん出ている」とFIAインスティテュート会長、シド・ワトキンズ博士。
「FIAインスティテュートがポール・リカールに備わった高い安全基準を正式に認め、一番最初に安全性向上のための研究拠点として選んだことを、私は嬉しく思っている」
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1位 | ランド・ノリス | 44 |
2位 | マックス・フェルスタッペン | 36 |
3位 | ジョージ・ラッセル | 35 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 34 |
5位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 22 |
6位 | アレクサンダー・アルボン | 16 |
7位 | エステバン・オコン | 10 |
8位 | ランス・ストロール | 10 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 9 |
10位 | シャルル・ルクレール | 8 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 78 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 57 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 36 |
4位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
5位 | スクーデリア・フェラーリHP | 17 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 14 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |
9位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 3 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |

