[Honda]中本修平レポート「いろいろ残念な結果になってしまいました」
2005年10月14日
雨の予選。ジェンソン・バトンはフロントロー、佐藤琢磨も5番グリッドを獲得し、今季最高の結果への期待が高まった。しかし琢磨は序盤2回の接触で、早々に戦線離脱してしまう。バトンも1回目のピットインの際、給油トラブルでタイムロス。その後はペースが伸びず、5位入賞に終わった。
琢磨君は、1コーナーがすべてでした。作戦としては、ジェンソンより1周分多い燃料を積んでいました。セーフティカーが入ってきた時点でピットに入れて、ノーズを交換すると同時に燃料をさらに入れて、1回ストップ作戦に切り替えたんです。
ジェンソンは、1回目のピットストップまではほぼ予定通りのタイムの伸び方で、いい感じでした。ところがピットに入ってきた際に、自動的に開くはずの給油口が閉まったままでした。メカニックが手でこじ開けたんですが、ここで6秒ほどタイムロスをしてしまいました。
それでコース復帰した時は、かなり早い時点で1回目のピットインをしていたラルフ・シューマッハの後ろになって、ガッカリしてしまったみたいです。その後もペースが上がらず、マーク・ウェバーにも追い付かれて、2回目のピットで先行されてしまいました。VTRで解析した結果、ジェンソンのマシンの止め方と止めた位置により0.7秒のロスが出て、それで逆転されてしまったということでした。
―琢磨君の方のペースは、1回ストップだとあんな感じ?
いや、軽くなってからは、もう少しタイムが伸びるかなと期待していたんですが、厳しかったですね。
―タイヤへの負担が大きかった?
と言うより、ここは重量の多少が、タイムに響きやすいコース特性なんです。ですから満タン近く積むと、どうしてもペースが落ちてしまいます。
―コースアウトや接触が、マシンバランスに影響を与えたことは?
まだ確認できていませんが、それはあるかもしれません。
―レース開始時は比較的路面温度が高くて、それからどんどん下がっていきました。それがタイヤに与えた影響は?
その影響はありますが、何と言うか、嫌らしい温度域なんですね。こういう温度変化だと、本来うまく機能を発揮できないタイプのタイヤが、うまく性能を発揮してしまいます。つまり、われわれと違うタイヤを選んだチームが、それに助けられたはずです。まあ自然現象ですから、我々にはコントロールできません。しょうがないです。マクラーレン、ルノーにやられたのは仕方ないとして、ウィリアムズにも先行されたのは、そういった意味で、残念でした。
―琢磨君とヤルノ・トゥルーリの接触について。
あのシケインは、オーバーテイクポイントとして琢磨君の得意な場所ですよね。無理にこじ開けたようには、見えませんでした。サイドポンツーン同士の接触ですし、あくまでレース中の事故なんじゃないかなと思っていたんですが。
いろいろと残念な結果に終わった鈴鹿でしたが、今週末は今シーズン最終戦の中国グランプリです。気持ちを切り替えて、納得のいく良いレースをしたいですね。
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |