F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

デ・ラ・ロサ「ルノーの指示はチームオーダー」と非難

2005年8月24日

 マクラーレンのテストドライバー、ペドロ・デ・ラ・ロサは、トルコGP決勝の序盤、ルノーのフェルナンド・アロンソはチームオーダーを受けて順位を上げており、これはルール違反だとして非難している。

 アロンソと僚友のジャンカルロ・フィジケラは、2周目の時点で、タイトル争いをしているキミ・ライコネンの後塵を拝していた。その時、テレビ放送がルノー・チームの無線に切り替わり、チームがアロンソに対し、“君はチームメイトよりも速い、パスせよ”と指示するメッセージが流れた。アロンソは次のストレートでチャンスを伺い、フィジケラを正攻法でパスした。結果、アロンソは、表彰台フィニッシュを狙えるポジションに浮上、選手権争いにおけるダメージを最小限に抑えることに成功したのだ。
「ルノーがやっていたことはルール違反だ」。デ・ラ・ロサはスペインのマルカ紙に対し、そう述べている。「チームが無線でアロンソに言ったことは、100パーセント、チームオーダーだ。追い抜きの指示だったのは明らかだよ。僕らが唯一分からないのは、フィジケラが何と言われたかだ」
 2002年のA1リンク・サーキットにおいてフェラーリがチームオーダーを発動し、世間の議論を引き起こしたのがきっかけで、それ以降、F1において“チームオーダー”というものは、タブーとされてきた。そのオーストリアGPでは、予選でポールポジションを獲得したルーベンス・バリチェロが、スタート直後から僚友のミハエル・シューマッハーや、その他のドライバーを大きく引き離していたが、チームオーダーにより、最終ラップでスピードを落としてシューマッハーを前に出すように指示され、優勝を譲った。タイトル獲得に向けて、シューマッハーがどうしてもこの1勝を必要としていたわけではなかったというのにだ。


 ライコネンが予選でポールポジションを決めた土曜日、アロンソは、トルコGPではどんなチーム戦略になりそうかと問われても、その詳細を話そうとはしなかった。だが、チームオーダーが禁止されていることは、はっきりと指摘した。一方、フィジケラは、今や自分に課された作戦は、僚友を手助けすることもあり得る局面にあることを認めた。
 フィジケラは次のように述べている。
「僕は自分のレースをするけど、その時の展開によっては、フェルナンドを助けようとするだろうね」
「ライコネンが僕らの後方にいる時やリタイアした時は、優勝を目指して闘うけど、キミが僕らの前を走っていたら、僕はフェルナンドを手助けするだろう。でも、レース結果を左右するようなチームオーダーは、禁止されている」
 この件に関し、マクラーレンから正式な苦情は出されてはおらず、FIAもこの問題を調査する旨の発言はしていない。現在、アロンソはライコネンに24ポイント差を、ルノーはマクラーレンに9ポイント差を保っている。




レース

7/5(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
7/6(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
7/7(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン237
2位ランド・ノリス156
3位シャルル・ルクレール150
4位カルロス・サインツ135
5位セルジオ・ペレス118
6位オスカー・ピアストリ112
7位ジョージ・ラッセル111
8位ルイス・ハミルトン85
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング355
2位スクーデリア・フェラーリ291
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム268
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム196
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム30
7位マネーグラム・ハースF1チーム19
8位BWTアルピーヌF1チーム9
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
第14戦ベルギーGP 7/28
第15戦オランダGP 8/25
第16戦イタリアGP 9/1
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.6 第7戦エミリア・ロマーニャGP & 第8戦モナコGP & 第9戦カナダGP号