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マクラーレンもタイヤルール変更を支持?

2005年6月2日

 キミ・ライコネンのヨーロッパGP最終ラップでのクラッシュを受けて、マクラーレンも現在のタイヤルール再考に関する交渉を支持することになるかもしれない。
 ここ数日盛んに取り上げられているように、ライコネンはジャック・ビルヌーブのザウバーをパスしようとした際に、タイヤに大きなフラットスポットを作り、それによって生じた激しい振動が原因となって右フロントサスペンションが破損、コースアウトしてレースを終えた。大部分のチームは、ピットでタイヤを交換させなかったマクラーレンの判断を支持している(タイムロスを抱えるだけでなく、スチュワードがそのタイヤは“損傷”していないと判断すればペナルティの対象となる可能性もある)が、この1タイヤルールが安全性を損なう領域に迷い込み始めているとの印象が人々の間に広がりつつある。
 先日ミナルディのボス、ポール・ストッダートは、このルールの再考を求め、もし今後も同様のアクシデントが起きれば、その責任はタイヤのワンメイク化を否決したFIAにあると非難した。ミシュランタイヤのユーザーは概してこのレギュレーションに対してそれほど批判的ではないが(今年ここまでの全レースでミシュランがポールと優勝をさらっていることを考えれば当然のことながら)、マクラーレンのマネージングディレクター、マーティン・ウイットマーシュは彼らがその姿勢を変える可能性を示唆した。
 ドイツのディー・ベルト紙は彼の発言として「その問題は認識している。そしていまや私たちにはどれほど危険な状況が存在するかを確認する前例もある」と報道した。


 マクラーレンのチームボス、ロン・デニスとメルセデスのノルベルト・ハウグは、いずれもレースがしばしば残酷なものでありうることを認め、ニュルブルクリンクでのレースの結末を受け入れているようだ。
「安全にゲームを進める者は勝てない」とハウグ。「私たちは(ライコネンを走らせ続けた)あの判断を支持する」
 デニスによれば、チームはライコネンの2度目にして最後のピットストップの際にタイヤの磨耗をチェックし、交換の許可を求めなければならないほどひどく損傷してはいないと判断したことを認めた。しかしながら、ミシュランの専門家が後に語ったところでは、その時点ですでに彼のタイヤにはひとつのフラットスポットが発生しており、急速に状態を悪化させる可能性があったという。実際のところ、ライコネンのタイヤはレースが終わるまで持ちこたえたかもしれないが、それよりも早くサスペンションの限界が訪れたことは結果を見れば明らかだ……。
「キミは(激しい振動のため)コクピットからの視界の問題を訴えていたが、それ以外には特に不調は感じていなかった」と、デニスは同紙に語った。「そして彼自身もレースの終わりまでそのまま走りきることを望んでいたんだ」




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