BARホンダが17日、バルセロナで3日間に及ぶテストを終え、チームリーダーのジェンソン・バトンは「進化に喜んでいる」と語った。
バトンはまた、初日と2日目のテストに参加し、風が強く理想のコンディションではなかったものの多くの作業ができたと加えた。
「エアロダイナミクスとタイヤを中心に、開幕戦に向けた価値あるテストを行うことができた」とバトン。「風が強く、ドライブが難しかったけど、さらなる進化に喜んでいる」
テスト初日はバトンが007、佐藤琢磨が2005年のコンセプトカーをドライブした。バトンが111周、琢磨が138周をドライブし、ともにホンダエンジンの走り込みとタイヤテストを行った。
2日目は、佐藤が007、バトンがコンセプトカーをドライブ。佐藤は57周をドライブし、エアロダイナミクスの評価テストとタイヤの長距離評価テストを行った。一方のバトンは、セットアップ作業を行った後、タイヤの評価テストに臨み、97周を走り込んだ。
3日目も佐藤は007をドライブし、エアロダイナミクスの評価テストを行い、145ラップを周回した。一方、コンセプトカーはデイビッドソンがドライブ。タイヤの長距離評価テストを行い、95ラップを走り込んだ。
「マシンを再びドライブできて嬉しかった。ポジティブなテストが行えた」とデイビッドソン。
「初日から2日間は風が強かった。コンディションは最終日が一番よかった。タイヤの長距離評価テストでは多くの結果を残すことができた。予定していたコンセプトカーのプログラムはほぼ終了でき、ますます前進することができた」
BARのテストチームマネージャー、アンドリュー・アルスワースもテスト結果にご満悦な様子だった。
「今回のテストでは、オーストラリアGP用のマシン作りが中心だった」
「初日から2日間、風がとても強く、プランを若干変更しなければならなくなったが、エンジンとタイヤを中心とした予定のプログラムはすべて完了できた。プレシーズンのテストスケジュールは、来週のバレンシアでのテストで完了する」