チーム・マクラーレン・メルセデスは、15日（火）にクラッシュしたキミ・ライコネンについて、水曜のメディカルチェックの結果、問題なかったと発表した。
　ライコネンは、バルセロナ近郊のカタルニア・サーキットでのテスト中に、事故に遭って親指を負傷し、現在は母国フィンランドに戻っている。
　事故以来、ライコネンは休養するよう助言されている。ただし、親指の状態については何も報じられていない。
　これにより、水曜にはマクラーレンのテストドライバー、ペドロ・デ・ラ・ロサが代役を務めることになり、午前中の半ばにコースに出た。大きな損傷を負ったMP4−20は、メカニックたちが夜通しかかって修復した。
　マシンのダメージは、フロントウイング、左フロントコーナー、左サイドポッド、左リヤコーナー、リヤのクラッシュストラクチャーに及んでいた。このクラッシュは、キミがブレーキトラブルに見舞われたことで起こった。ブレーキトラブルは、ブレーキキャリパーとブレーキディスクの間に異物が侵入したのが原因だとみられている。
　マクラーレンは木曜にバルセロナでのテストを終えた後、バレンシアに移動して、21日（月）からまた3日間のテストを行うことになっている。これが、3月6日の開幕戦オーストラリアGP前の最後のテストとなる。

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