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ブラウン、コース上の破片対策について語る

2004年9月13日

 ベルギーGPでミシュラン勢のマシンが3台パンクを起こしたのは、コース上に残ったマシンの破片が原因と見られている。そうした事故の再発を防ぐため、F1界で考えられている対策について、ロス・ブラウンが説明した。
 ミシュランは、ベルギーでのファン−パブロ・モントーヤ、ジェンソン・バトン、デイビッド・クルサードのパンクについて、真の原因が何なのか、まだ発表を行ってはいない。しかしF1界では、事故後レースが再開されたときに、コース上の破片がトラブルを引き起こす確率を減らすために、何か対策を取らねばならないという意見がある。ベルギーGPでは、1周目のラ・ソースとラディオンでの事故によって、カーボンファイバーの破片がコース上に残されていた。
 すべてのボディワークのパネルにケブラーのコーティングを施すことが議論されており、テストも行われているが、ブラウンは、安全のために検討されている他の手段についても説明した。
「ふたつの重要な案が出されている」と、ブラウンは、モンツァで行われたブリヂストンの記者会見で語った。「ひとつは、セーフティカーの後で、レースを中断できるという案。もうひとつは、破片の量に歯止めをかけるため、ボディワークの製造方法を見直すという案だ」
「セーフティカーは出動した後、マシンの集団を集めて、周回してきてから、停止することができる。時計は進み続けるが、各マシンはグリッド上、あるいは適当な位置にただ停止しているんだ。それからコース上の清掃が行われ、コースがクリーンになり次第、セーフティカーは各車を率いて再スタートし、それからピットに戻るというわけだ」
「そうなれば、私たちはタイヤを見て、大丈夫かどうか確認するチャンスが得られるし、タイヤウォーマーを使って温度と内圧を保つこともできる。大きな事故でコース上に破片が飛び散っている場合には、それが一番安全な方法だと思う。セーフティカーが、コース外での事故のために出動した際には、もちろん走行は続けることになる。停止する理由はないからね」


「第2の案は、FIAの提案によるものだ。これについては、各チームから非常にいい反応が返ってきていると思う。まず最初に行われたテストの結果は、非常に有望そうだ。ウチとウイリアムズが、それぞれテストを行った。元々のものと同じ素材を使いながら、それを、キシロンやケブラーといった非常に強靱な素材でカバーするのだ。それによって、破片が飛び散るのを大幅に減らすことができるようだ。そういうコンポーネントを破壊することはできるが、コンポーネントが壊れたとしても、破片はみなつながったまま残るのだ。現在の状態では、コンポーネントが損傷すると、数多くの破片が飛び散るのだが」
「破片の飛散を完全に止めることはできないが、ある例では、私たちはカーボンのチューブを破砕してみた。すると、チューブの質量の80%が破片となった。そのチューブにコーティングを施すと、破片となるのを4%にまで減らすことができた。というわけで、このチューブが破壊された際にできる破片の量が、大幅に変化した。ウイリアムズも、フロントウイングのエンドプレートにケブラーのコーティングを使用して、似たような結果を得ているようだ。実際、破片がボールのようになって、カーボンの破片が飛び散るのを防ぐことができるのだ」




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