アーバイン、ハッキネンのF1復帰説を批判
2004年7月26日
エディー・アーバインは、ミカ・ハッキネンがF1復帰を考えるのは“クレイジー”だと述べた。
1998年と99年のワールドチャンピオンであるハッキネンが、F1復帰を検討しているというウワサが流れている。その行き先とされるのはウイリアムズチームで、現ドライバーのファン−パブロ・モントーヤもラルフ・シューマッハーも来季に向けて離脱が決まっている。
しかし、アーバインは、英サン紙に連載中のコラムで、ハッキネンがF1復帰を考えるのは誤りだと語った。
「いったい全体なぜ元ワールドチャンピオンが、引退から3年もたって復帰したくなるんだか、全く分からないね。それに、2004年シーズンに向けて、奴をかつぎ出そうなんていうチームがあるのはなぜかって問題もある」
「その答えはもちろん、いいドライバーが足りないからさ。世界レベルのドライバーの不足は深刻だ。もちろん、ミハエル・シューマッハーのことは評価するよ。キミ・ライコネン、ルーベンス・バリチェロ、ジャンカルロ・フィジケラ、それにヤルノ・トゥルーリも評価する。だけど、正直言って、それくらいだな」
ハッキネンは今でも、F1チームに何かを提供できると感じているかもしれないが、アーバインは違う考えだ。F1から離れている年月のうちに、技術は進歩してまったく新しいレベルに達しており、それゆえ、復帰するのは大きな誤りだというのだ。
「彼にとっても、彼を起用しようというチームにとっても、それは大きな間違いだろう。35歳の彼は、オリビエ・パニスより2歳若いし、ミハエル・シューマッハーより3カ月年上なだけだ。しかしF1は、技術的な面では、信じられないほどのペースで進歩しているんだよ。3年で、まったく理解できなくなるマシンだってあるんだ」
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