ミハエル・シューマッハーは、今週末の母国でのレースに訪れる多くの地元ファンの期待に応えるべく、木曜日午後に行われた記者会見において最初の約束をした。
ミハエルは体調が悪く、いくぶん枯れた声で会見に臨んだ。「でも日曜日までには100パーセントになるさ」とミハエル。「でも夕べのことと体調のことは関係無いよ」と昨晩のチャリティサッカーゲームに参加したことに話は及んだ。
「みんな楽しんでいたし、お客さんは素晴らしかったよ。3万人くらい集まったんだ。子供達のための募金はうまくいったし、その後のパーティーもはすごく素敵だった」
シューマッハーの驚くべきトラックレコードはまさに敵無しだ。本来であればホッケンハイムでも同様なはずだが、実際にはここではポール獲得が1回、そして勝利を挙げたのはわずか2回のみ。「ということはまだまだよくなる余地があるということだ」と笑って答えた。
さらにテクニカルな面にも言及し、ライバルたちが自分達に近づいてきていることをひしひしと感じている。
「僕らのチームはとても強いと思う。車のパッケージ性能をフルに引き出そうとしているし、レース戦略は正しいしね。でも他のチームはだんだん僕らに近づいているよ」とミハエル。また、今週末のレースでコンストラクターズ選手権の獲得が数字的には可能だ。「ここで決められれば最高だ」ミハエルはそう認めている。「それがファンに対して一番のプレゼントだと思うよ」
記者会見は、サッカーの話で始まり、サイクリングの話題で終わった。ミハエル・シューマッハーはこれまで6回の世界選手権を獲得しているが、ツール・ド・フランスではランス・アームストロングが6度目の優勝を挙げようとしている。
「それを一緒にすることはできないよ」とミハエル。「トレーニングの一環でよく自転車には乗るけど、何日も長い距離を走り続けるのは本当に大変な事なんだ。回数だけは比べられるけど、達成したことを比較するのはできないよ」