メルセデスF1、ポーパシングへの対処に苦慮「パフォーマンスを維持しながら解消するのは至難の業」とハミルトン
2022年3月12日
ルイス・ハミルトンは、メルセデスは新世代F1マシンが抱える問題、ポーパシング(高速走行時にマシンが上下に振動すること)に苦労しており、まだW13の力をうまく引き出せていないと語った。
F1バーレーンテストでメルセデスはバルセロナテストで走らせたものとは大きく異なるパッケージを導入。『ノーサイドポッドカー』と言われるほど極端にスリムなサイドポッドを特徴とするそのデザインは、ライバルたちの注目を集めた。
ただ、ハミルトンはまだこのマシンに良い感触を得ていないという。
バーレーンテスト2日目の3月11日、メルセデスのテストを午前セッションで担当したジョージ・ラッセルは、67周を走行して1分38秒585(プロトタイプタイヤ)のタイムで15人中13番手、午後にマシンに乗ったハミルトンは、47周のなかで1分34秒141(C5タイヤ)をマークし、5番手という結果だった。
「ああ、厳しいよ」と11日にハミルトンは語った。
「オンボード映像を見れば分かると思う。左側も右側もセンターもタンクスラッパーが起きて、バウンシングしている。今はハッピーとは言えない状態だね。なんとか手なずけようとしているところだ」
「風の影響で振動している。今週もその現象が残っていて、どちらかというと悪化している」
「いろいろなシナリオを考えて、ダウンフォースを維持しながら、前回のテストのようにバウンシングをなくす方法を探っているところだ」
「誰もが同じような状況にあると思う。でもそのなかでも、より良い方法で回避したり利用したりしているチームはあるね」
「ここのコースは厳しい。バンピーで滑りやすいんだ。今日の午前中は砂が多くて、気温が高かった。午後にも路面が埃っぽかった」
とはいえ、ハミルトンは開幕戦バーレーンに向けて悲観しているわけではない。
「2022年には皆が新しい種類のマシンを導入した。その際に直面するハードルにすぎない」
「ここにいるチームとファクトリーの皆が、解決してくれるはずだ。簡単にはいかないだろうけどね」
トラックサイド・エンジニアリングディレクターのアンドリュー・ショブリンは、テスト2日目の作業を終えた後に、「バウンシングを改善するために、さまざまなセットアップの選択肢を探っている」とコメントした。
「改善できる方向性はいくつか分かっているが、バウンシングとパフォーマンスの適切なバランスを見つけ出すのは簡単なことではない」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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