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F1の予算制限が複雑化し、FIAの取り締まり作業は一部限界か。監視方法を見直す可能性も
2021年8月26日
レッドブルは、第10戦イギリスGPと第11戦ハンガリーGPでのアクシデントによる損害は300万ユーロ(約3億8600万円)だと主張している。現在すべてのチームが年間1億4500万ドル(約159億円)の予算制限を守らなければならないことを鑑みると、レッドブルにはその費用を出す余裕がない。
アルピーヌF1チームのエグゼクティブディレクターを務めるマルチン・ブコウスキーは、F1の予算制限の取り締まりについてFIAがいったん手を引いて、より“分別のある”方法を取るようになるだろうと述べている。
予算制限の取り締まりのために、FIAはチームに対してすべてのスペアパーツを記録し、すべてを説明するように要求しているとブコウスキーは明かした。
「関連するかなりの量の管理作業があり、一部は限界を超えているかもしれない。FIAはその手続きをやめようとしている。なぜならあまりにも複雑だからだ」
「だが、残念ながら一部は必要なことだ。なぜなら、それがレギュレーションの取り締まりをすることだからだ」
各チームはFIAが行っていることに同意しているが、ブコウスキーは次のように述べた。
「あえて言うと、予算制限に不満のあるトップチームの一部がかんでいるのかもしれない。予算制限は複雑化しすぎてしまい、取り締まったり、うまくいっていないことを実証したりすることができなくなっている」
「FIAはそのことを認識しており、より賢明なやり方に戻そうとしていると思う。これはチームにとってもFIAにとっても学習のプロセスだ。このプロセスをある意味ではともに構築しているのだ。すぐさま正しいことができるときもあれば、そうでないときもある」
「すべてのチームが疑念を持っている。互いを監視して、『OK、我々は規則に従う。だが、他のすべてのチームも従ってほしい』といった感じだ」
「我々は取り締まりが必要だと思っているが、それは適切なレベルである必要があり、会計コンテストになるべきではない」
(Grandprix.com)
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