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レッドブル・ホンダ密着:圧巻のアタックでフェルスタッペンが今季2度目のポール。ウイングの荷重検査も問題なし
2021年6月20日
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが開幕戦バーレーンGP以来、6戦ぶり今シーズン2回目のポールポジションを獲得した。
チャンピオンシップリーダーのフェルスタッペンが、今シーズン2回目というのは少し意外に聞こえるかもしれないが、決して予選で遅かったわけではない。前戦アゼルバイジャンGPとその前のモナコGPはQ3の最後のアタックで他車がクラッシュしたために赤旗が出て、本来の実力を出しきれずに終わっていた。
その前の3戦もポールポジションを獲得したメルセデス勢に接近したポール争いを演じていた。今シーズン2回といっても、タイトル争いをしているルイス・ハミルトン(メルセデス)もじつは今シーズンまだ2回で、あとはシャルル・ルクレール(フェラーリ)が2回、バルテリ・ボッタス(メルセデス)が1回なので、今回のフェルスタッペンの2回は今シーズン最多タイというわけだ。
今シーズン2回目のポールポジションを獲得したフェルスタッペンのアタックは、圧巻だった。
その予感は、すでにフリー走行3回目から漂っていた。セッション終了7分前に、フェルスタッペンはピットインし、メカニックによってマシンがガレージに戻されていたからだ。トラブルがあったからではない。やることが何もないくらい、マシンが完璧にセットアップされていたからだ。それは、そのフリー走行3回目でフェルスタッペンが、ただひとり1分31秒台を記録していたことでもわかる。
果たして、その予感は予選で的中。Q3の1回目のアタックで2番手のハミルトンに約コンマ4秒差の1分30秒325をマークしたフェルスタッペンは、2回目のアタックで自己ベストをコンマ4秒上回るスーパーラップを披露。2番手のハミルトンが「今日のホンダエンジンのストレートでのスピードにはまったく歯が立たなかった」と脱帽していたほど、速かった。
ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターも「ヨーロッパのパーマネントサーキットに戻っての3連戦初戦でポールポジションを獲得できたことは大きな励みになります」と、投入した2基目のパワーユニットに手応えを感じている様子。
ちなみにメルセデスがスペインGP直後にクレームを入れたリヤウイングのたわみに関しては、すでに新しい荷重検査が導入されており、予選後、違反したマシンは1台もなかった。レッドブル・ホンダの速さは、いまや本物となった。
(Masahiro Owari)
関連ニュース
6/8(土) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
6/9(日) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
6/10(月) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 194 |
2位 | シャルル・ルクレール | 138 |
3位 | ランド・ノリス | 131 |
4位 | カルロス・サインツ | 108 |
5位 | セルジオ・ペレス | 107 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 81 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 69 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 55 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 301 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 252 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 212 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 124 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 5 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |