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ビルヌーブが9位完走

2003年7月7日

ビルヌーブは入賞に一歩届かず、惜しい9位フィニッシュ
 フランスGP決勝レースで、Lucky Strike B・A・R Hondaのジャック・ビルヌーブは9位完走を果たしたが、惜しくも入賞圏内には届かず、ポイント獲得はならなかった。ジェンソン・バトンは、レース前半の22周目にリタイアとなった。
 レース決勝日の朝は雲一つない晴天に恵まれたが、レース開始時間が近づくにつれ、次第に空は雲に覆われてきた。雨の降る気配はないが、比較的雲の多い空模様の下で決勝レースのスタート時間を迎えた。アクシデントもなく、全車一斉にスタート。しかし、1周目の最終コーナーで、R・バリチェロ(フェラーリ)がスピン。それもあってグリッド12、14番手でスタートしたビルヌーブ、バトンは、それぞれ11、12番手でホームストレッチを駆け抜けて行き、上位入賞を目指し追い上げを開始した。

 序盤14周目あたりから、ピットが騒然としてくる。3回ストップ作戦のドライバーが、次々と給油に飛び込んできた。16周目には一度に5台、17周目にも4台がピットへ。バトンもこの周にピットインするが、給油に問題が発生し、タイムロスしてしまう。そして次の周にはジャックがピットイン。彼はスムーズに作業を終えてコースに復帰した。しかしバトンは、給油装置のトラブルにより、燃料が補給されておらず、12番手を走っていた22周目に突然スローダウンして、そのままコース脇にマシンを止めてしまい、リタイアとなった。

 レースがほぼ3分の1を終えた23周目の時点で、ひとり残ったビルヌーブは11番手を走るが、後ろからバリチェロに猛追されている。しかしそれから15周近く押さえつづけ、37周目に2度目のピットイン。そして後半44周目に、6番手を走るF・アロンソ(ルノー)がエンジンブローでリタイア。さらに2周後にはJ・トゥルーリ(ルノー)もエンジンから火を噴き、地元ルノー勢は2台共に戦列から消えた。これにより、ビルヌーブは入賞圏内目前の9番手にポジションアップした。


 ジャックは53周目に3度目のピットイン。ここで順位を落とすことなく、9番手のままコースに復帰した。入賞圏内まであと一息だが、8番手の前車との間は25秒以上の差が開いており、猛追も届かず、結局そのままチェッカー。惜しくもポイント獲得はならなかった。優勝はヨーロッパGPに続き、R・シューマッハ(ウィリアムズ)で、トップ以下5位までが、前日の2日目予選結果と同じ順位となった。

●中本修平 エンジニアリング・ディレクター
Honda Racing Development
「今日はマシンのバランスも良かったし、Hondaのエンジンも調子が良かった。技術的なトラブルも無くレースを走り終えることが出来て嬉しいけれど、最終的に9位にとどまったのは悔しいよね。マシン自体の調子に関しては満足しているんだけれども、今日はタイヤが足かせになってしまって、我々にはどうにも出来なかったよ。シルバーストーンではもう少し良い成績が残せるように頑張るよ」




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