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シンガポールGP決勝直前情報:メルセデスとレッドブル、戦略の違いに注目
2016年9月18日
土曜日の予選の順位は概ね、いつもと変わらぬメンバーが上位に顔を揃えた今年のシンガポールGP。しかし、レースに向けて、今年は不確定要素がまだ残っている。
ひとつはポールポジションを獲得したロズベルグがQ2でもっとも軟らかいウルトラソフトでベストタイムをマークしたのに対して、2番手と4番手につけたレッドブルの2台がQ2で1ランク硬いスーパーソフトでスタートできることだ。
ビレリのマリオ・イゾラ(レーシングマネージャー)によれば、2ストップ作戦の場合、ウルトラソフト→スーパーソフト→ソフトとつなぐのが理想の作戦ではないかという。メルセデスは残っているニュータイヤはすべてソフト(2セット)のため、おそらくウルトラソフト(ユーズド)→ソフト(ニュー)→ソフト(ニュー)とつなぐのではないかと予想される。
これに対して、レッドブルの残っている新品タイヤは、ソフト1セット、スーパーソフト2セット。そうなると、スーパーソフト(ユーズド)→スーパーソフト(ニュー)→ウルトラソフト(ユーズド)またはソフト(ニュー)というパターンが考えられる。どちらが正解なのか。これがレースの最大の焦点となる。
もうひとつは、天気だ。今年のシンガポールは例年よりも涼しい。さらに日曜日の未明には雷雨となり、路面は完全にグリーンになった。さらに地元の天気予報では、日曜日の日中に雨が降る確率は80%で、夜もまだ60%と高い。つまり、ドライでのデータがあまり参考にならない、ぶっつけ本番のレースとなることが考えられる。シンガポールの路面はミューが低いため、雨が降ると滑りやすい。そうなると、波乱の展開が予想される。
なお、予選10位だったペレスが、Q2で出された2カ所のイエローフラッグ区間でそれぞれ違反を犯したとして、予選後に8番手降格が言い渡されている。これにより、11番手のボッタスから18番手のナッサまでが1つずつ順位を上げ、ペレスは18番手からスタートすることとなっている。
(Text : Masahiro Owari)
関連ニュース
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |