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ハミルトンが圧倒的な速さで今季3度目のPP

2012年7月28日

LAT

 2012年F1第11戦ハンガリーGPの公式予選は、マクラーレンのルイス・ハミルトンが今季3度目のポールポジションを獲得した。ザウバーの小林可夢偉はQ2で15番手に終わった。

 今回の舞台となるハンガロリンクは低速の曲がりくねったコースレイアウトでレース中の追い抜きが難しいため、決勝はスタートのグリッドが非常に重要となる。そのため、予選はトラフィックの影響も重なるなかでコンマ1秒を争う激しい戦いが繰り広げられた。

 ポールポジションを決するQ3にはマクラーレン、フェラーリ、ロータス、ウイリアムズの各2台とレッドブルのセバスチャン・ベッテル、フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグが進出。一方でレッドブルのマーク・ウエーバーはQ2でまさかの11番手に終わり、初日からタイヤに問題を抱えていた可夢偉もQ2で15番手が精一杯だった。

 そうしたなか、Q3でひとり異次元の走りを見せたのがマクラーレンのハミルトンだ。週末を通して好調をキープし続けたハミルトンは、Q1、Q2をいずれもトップで通過すると、Q3でも最初のアタックで事実上のトップタイムをマークしてしまう。ハミルトンは最後のアタックでも自身のベストタイムを更新、唯一1分20秒台に入れる圧倒的な速さで今季3回目、通算では22回目となるポールポジションを獲得した。

 ロータスのロメイン・グロージャンはハミルトンからコンマ4秒差ながらも2番手にくい込み、予選のベストグリッドを更新。フリー走行までハミルトンの対抗馬と目されていたレッドブルのベッテルは3番手と最後奮わなかった。

 4番手以下はジェンソン・バトン、キミ・ライコネン、フェルナンド・アロンソ、フェリペ・マッサと続き、2台がQ3入りしたウイリアムズ勢が8番手と9番手につけている。




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