アルボンがヘルメットをオークションに出品。約1400万円を集め、タイの孤児院の施設修繕資金に充てる
2022年12月4日
ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、今年10月のF1第17戦シンガポールGPではリタイアと振るわなかった。だがマリーナベイ・ストリート・サーキットでの不運なレースから2カ月後、そのレースで彼が使用したヘルメットは、タイの孤児院のために素晴らしい利益を生み出した。
今年3月、アルボンはバンコク近郊のワットサケオ寺孤児院を訪れた。この施設は、ウイリアムズ・レーシングのCEOヨースト・カピートの弟であるフォルカー・カピートが運営する、アイスマン・チャリティが支援している。
シンガポールでアルボンは、孤児院の子どもたちが描いた絵や漫画のようなキャラクターをあしらった水色のヘルメットを使用していた。このヘルメットは、孤児院の体育館の修繕資金の足しにするために、アイスマン・チャリティを通じてオークションに出されることになっていた。
オークションにかけられたアルボンのヘルメットは、84、075ポンド(約1400万円)をワットサケオ寺孤児院のために集めた。
「今年初めにタイの孤児院を訪れた時、自分にできることは何でも手助けしようと心に決めた」とアルボンは語った。
「2022年は僕にとってF1レース復帰の最初の年だったので、自分の立場を使っていいことをして、タイのコミュニティに還元したかった。シンガポールで使う僕のヘルメットをデザインし始めた子供たちの技術と創造性には驚かされた。その結果は本当に印象的なものだった」
「モンツァで起きた健康上の不安を理由に、シンガポールであのヘルメットをかぶってレースをするのをやめるつもりはなかった。そして孤児院の施設を改善するために集まった資金の額には完全に圧倒されたよ」
「寄付をしてくれた僕のファンと、特に僕のヘルメットを落札してくれたとても寛大な入札者に心から感謝したいと思う」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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