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F1メキシコGP 予選トップ10ドライバーコメント

2016年10月30日

 2016年F1第19戦メキシコGP、予選トップ10に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。


■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 予選=1位

 ここまではとても堅実な週末を送っている。でもQ3は最高の出来ではなかった。ポールは獲得できたが、最高のラップではなかったんだ。セッションを通してタイムを大きく縮めてきていたのに、最初のQ3ラップで大きくタイムを失い、2回目のラップでもさらにロスした。どちらのラップも3つのセクターをうまくまとめることができなかった。まとめられていたら、あとコンマ3秒か4秒は向上できる余地があったと思う。


 決勝の話をすると、ターン1までの距離は長いから、スタートが重要になる。でもロングランペースはかなりよさそうだったし、いい方のタイヤでスタートできるから、見通しは明るいよ。


 レッドブルはスーパーソフトでスタートするから少しだけ有利だ。でもあのタイヤはひどいグレイニングを起こすだろう。いつもどおり僕らのチームの戦略担当者が素晴らしい仕事をしてくれた。


 ソフトタイヤでロックアップやフラットスポットを避けて労わって走ることは簡単ではないだろう。でも今週末、マシンはとても好調だから、明日もこの調子が続くことを願っている。


 ここではまだ勝ったことがないので、この最高の観客の前で勝利リストに加えられたらうれしいね。


 Q3は今週末の中で一番出来の悪いセッションだった。完璧なラップを走るのはいつだって簡単じゃない。しかも肝心な時にそれをやるのは難しいんだ。タイヤのことを考えると特にね。でも少なくとも路面のグリップは少し上がった。(昨日よりは)レーストラックっぽくなったから、それはよかったよ。

2016年第19戦メキシコGP ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグ(メルセデス)
2016年第19戦メキシコGP ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグ(メルセデス)

■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ニコ・ロズベルグ 予選=2位

 今週末は自分のリズムを見つけるのにいつもより時間がかかった。予選の終盤にはマシンの感触にとても満足できるようになり、いいラップを1周走れた。でもルイス(・ハミルトン)の方が少し速かったね。


 ポールポジションを獲得できなかったので満足はしていない。でも一方で、2番グリッドからのスタートはそれほど悪くはないと思う。たくさんのチャンスがある。グリッドからターン1までのストレートはとても長い。今年はポールがさほど重要ではないケースが何度かあったしね。


 厳しいレースになるだろう。レッドブルにも注意する必要がある。メキシコのファンはエキサイティングな日曜を過ごすことができると思うよ。


(ここまであまり好調でないことについて語り)週末を通してタイヤの温度が低く、うまくやる方法を見つけるのに時間がかかってしまった。でもやっとここまできた。重要なタイミングで1周をうまくまとめられて、フロントロウにつくことができたので、それについては多少喜んでいる。


■レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 予選=3位

 今日の予選にはすごく満足している。またセカンドロウを独占し、スタートから戦える理想的な位置につけることができたんだ。週末を通してマシンの調子はいい。トップスピードが少し劣っているから予選でメルセデスと戦うのは難しかったけど、それでもこれだけ近づけたんだから、いい結果だよ。


 Q2のラップはすごくよかったね。自分でも速いと感じた。でもQ3では同じレベルのグリップを見つけることができなかった。それで少し遅くなってしまった。セクター1で苦労した。いつもは一番得意なセクターなのに。つまり刻一刻とグリップが変化する可能性があるってことだ。全員が同じ状況で、この滑りやすいコンディションに対処しなければならない。面白いけど、ちょっと変わった面白さだ。


 サーキットによっては完璧なラップを走れる場所もあるけど、ここはそれが難しい。ターン1までが長く、僕らはスーパーソフトコンパウンドでスタートするから、すぐさまポジションを上げられるチャンスは大きいよ。レースペースは強力だったようだし、明日に期待できる。


 メルセデスとは戦略が違うから面白くなりそうだ。スーパーソフトはソフトよりデグラデーションが大きいから、どれだけ長く走れるかは僕次第だ。


■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 予選=4位

 戦えたはずだと思う。でも最後のラップはひどかった。ターン1から立ち上がった時点で格闘していて、ターン6までで0.4秒近く、自分の前のラップより遅かった。その後、ある程度は取り戻せたけど、最終的にポールとの差がわずか0.4秒なのを見ると、もっとずっといい結果を出せた可能性があったと思う。でも同時にもっとずっと悪くなっていた可能性もあった。路面が新しくて、まだかなり滑りやすく、いい妥協点を見つけるのが難しいんだ。


 Q3最後のランでパフォーマンスを失った。特にラップの前半がよくなかった。それでもセカンドロウだから悪くはない。この結果を受け入れるよ。


 明日どういう展開になるのかを見ていく。いいレースができると思うけど、この予選の後では、明日何が起こるのかを予想するのは難しいね。


 変なセッションだった。Q3最後のランはかなり悲惨だった。ターン6出口ですでにコンマ4秒近く前のラップより遅かったから、これじゃどうしようもないと思ってそのラップを諦めることすら考えた。ターン1の立ち上がりでマシンがスライドし始めた。理由はさっぱり分からない。なのに最終セクターではかなりタイムを縮められたんだ。


 でも、僕のキャリアの中で最悪といっていいほどの予選ラップだったのに、ポールからコンマ4秒遅れというのはかなり興味深いね。自分にとって最悪のラップを走ったとまではいかなくても、最終的に考えるとあれはひどいラップだったんだけど。


 理由を簡単に説明するとすれば、低グリップのアスファルトだ。ターマックが新しいと、タイヤをうまく機能させるのが難しい。


(スーパーソフトスタートの戦略について聞かれ)マックス(・フェルスタッペン)も僕もスーパーソフトで行きたいと言った。チームもその方向に傾き、戦略を分けないことにした。


 ここでは1回ストップは困難だ。メルセデスはソフトで行くだろうと思った。この戦略が僕らに最大のチャンスを与えてくれると思う。スタートで彼らの前に出て、何か違う行動を取るよう強いることができるかもしれない。メルセデスが楽に1回ストップができるなら、それが正解ということになるだろうけど。


サハラ・フォース・インディアF1チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 予選=5位

 僕にとっては非常に良い予選だったし、結果にもとても満足している。僕らのマシンは、最近ではどんなサーキットでもうまく走れている。今日は路面が良くなるに連れて、予選を通してどんどん改善していくのが感じられた。


 Q3最初のアタックラップは素晴らしく、僕にとって今シーズン最高の予選ラップだったかもしれない。これ以上、僕に引き出せるものは何もなかったと思う。


 スタートでトラブルに巻き込まれないようにする必要があるけれど、先週に起きたことに影響はされない。1コーナーに進入していくときは常にユニークな原動力があって、ぶっつけ本番なんだ。


 レースでの自分たちの位置はわかっているし、冷静になって、今日の結果を基盤にして走るよ。


スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 予選=6位

 Q1でマシンのフィーリングはよかった。朝のFP3よりよくなっていた。でもQ2ではタイヤを一貫して機能させることがとても難しく、グリップをなかなか見つけられなかった。


 最後のQ3ではまたいい状態になりつつあったが、最初のランにおいてラップの終盤に少し異常を感じた。本来なら何カ所かでもっと速く走れるはずだと感じた。
 2回目のランではどういうわけか、ストレートで速さがなかった。何かが正しい状態ではなく、それ以上速く走ることはできなかった。


 今日は余裕でもっと速さを発揮できたポテンシャルがあったと思うから残念だ。でもそれを生かせなかった。何が起きたのかを調べる必要がある。


 今日の結果にはもちろんがっかりしているが、明日何ができるかを考える。


(Q3での問題について語り)Q3最後のタイヤセットで走っている時、パワーに問題が起きた。Q3の最初のランは100パーセント攻めたものではなかったので、今日のポジションは僕らが本来出せるラップタイムに相当するものではない。こういうことが起きてついてない。


スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=7位

 すごくがっかりしている。マシン自体には速さがあるんだ。Q2ではソフトタイヤで楽に戦えた。かなり感触がよかった。でもスーパーソフトでは全くだめだった。


 昨日はスーパーソフトを履くとかなりのゲインがあったのに、今日は全くタイムがよくならなかった。いくつかのことを試したが、予選中に状況を一変させることなんてできない。これから理由を調べる必要がある。


 誰もがスーパーソフトを履くと0.5秒程度タイムを更新していた。僕ら以外の全員がだ。マシンは速い。マシンに悪いところはない。僕らはこのマシンにふさわしくない場所からスタートすることになった。後方グリッドとなり、レースは楽にはならないだろう。それでもチャンスはまだあると思っている。


 スーパーソフトよりソフトの方がグリップがあった。すごく不自然なことだ。調査する必要がある。今朝スーパーソフトで苦労した。昨日はそんなことはなかったのに。


 コンディションにおいて何かが起きた。でもそれでも問題ないはずだった。マシンには2位に入れるだけのポテンシャルがあった。少なくとも2列目は確保できたはずだ。なのにそれができなかった。


 でも(決勝は)面白くなるかもしれない。1周走るのと、決勝で何周も続けて走るのとでは全く違う。(Q2をソフトで通過することを)試みてふたりともうまくいった。それはポジティブな要素だよ。レースペースに関してソフトは僕らにフィットしているはずだ。正しい戦略を選んだと思う。


ウイリアムズ・マルティーニ・レーシング
バルテリ・ボッタス 予選=8位

 とてもいい予選セッションだった。今日はだいたい目指していた位置で終えることができた。(Q2を)オプションタイヤで通過できなかったのは残念だった。そのために明日はスーパーソフトでスタートしなければならない。


 戦略を頭を使ってうまく実行する必要がある。スーパーソフト、ソフト、ミディアムの3種類のタイヤは、このコースではライフが大きく違うんだ。明日はすべての行動を正しく行わなければ。


 決勝に向けていい位置だ。フォース・インディアの2台に割って入ったので、決勝では彼ら2台より上に行くことを目指す。僕らは勝てる。


ウイリアムズ・マルティーニ・レーシング
フェリペ・マッサ 予選=9位

 すごく難しい予選セッションだった。タイヤをうまく機能させるのに苦労した。準備ラップを入れたり、最初のラップでアタックしたり、あらゆることを試したけれど、どうしてもうまくタイヤが機能しなかった。


 ベストラップタイムは午前中に燃料を積んでエンジンのデプロイもあまりない状態で出したものだった。予選に向けてすべてを完璧な形で用意していたのに、残念ながらこれ以上いいラップタイムは出せなかった。


 それでもトップ10には入れた。明日のレースが楽ではないことは分かっている。でもフォース・インディアより多くのポイントを取ることに気持ちを集中させていく。


スクーデリア・トロロッソ
カルロス・サインツJr. 予選=10位


 とてもうれしいよ! 路面コンディションが難しく、厳しい週末になっていた。本当のことを言うと、Q1が始まったころにはQ3進出は困難だと思っていたんだ……。でも1週間に連続して2回も10番手を獲得できたなんてね! 僕とチームにとって最高の成果だよ!


 最近はマシンに乗っているときに大きな自信を感じられていて、だからこういう前向きな結果が得られているんだと思う。すぐにプッシュして走れて、週末をうまく組み立てられ、こういう位置につけられる。良い時間を過ごしていて、そのことをチームも僕自身も誇りに感じている。この2戦でやり遂げてきたことは、簡単なことではないんだ! とても満足している。


 明日は厳しい一日になるだろう。タイヤ戦略上のアドバンテージはないし、後ろのライバルたちが僕を抜こうと攻めてくるだろうから、最初のスティントでスーパーソフトタイヤをうまく機能させる必要がある。気をつけなければならないが、楽しくなることは確実だ!



(AUTOSPORTweb)




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