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レッドブル「2014年にオリジナルエンジンの開発も考えた」

2016年3月24日

 レッドブルのモータスポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコによると、彼らは一時期オリジナルのF1エンジンを作ることも検討したが、すぐに「本格的に取り組むには値しない」との結論に至ったという。

 過去に世界選手権タイトルを4回獲得したレッドブルは、2014年に新しいV6ターボ時代を迎えて以来、エンジンサプライヤーのルノーが競争力のあるエンジンを作れなかったこともあって、選手権の王座からは遠ざかっている。

 ルノー・エンジンの劣勢が明らかになった2014年初めの時点で、レッドブルは独自のエンジン・プロジェクトの立ち上げを考えていた。
「実際に検討はしたが、レッドブルが手を出すことではないと理解するまでに、それほど時間はかからなかった」とマルコは語っている。「ちょうど2014年の最初のテストが始まった頃のことだ。私たちは可能性を検討し、様々な調査も行った」

 計画にはオーストリアのエンジン開発会社AVLも関わっていたのかとの質問に、彼はこう答えた。「ディートリッヒ・マテシッツはシュタイアーマルク州の出身で、AVLの本拠地は(同じ州内の)グラーツだ。ターボを手掛けている会社もいくつかあって、どれも1時間以内で行き来できる距離にある。彼らには十分なノウハウがあったが、全体としてのコストと複雑さが問題だった……」

「普通のレーシングエンジンならともかく、F1のパワーユニットは比べものにならないほど複雑だ。現在のエンジンレギュレーションは間違っていると思う。あまりにも高価で、あまりにも技術偏重であることに加えて、サウンドにもF1らしさがないし、ドライバーではなくコンピューターが制御する部分が多すぎる」

「独自のパワーユニットには膨大なコストがかかる。エンジンの開発だけで250人から300人のスタッフが必要になり、しかもこのレギュレーションがいつまで続くかもわからない」

 自前のエンジンを作る計画は放棄したが、レッドブルは今季末にルノーとの契約が切れた時点で、他のエンジンにスイッチすることも考えているとマルコは言う。
「複数の選択肢がある。来年はエンジンがないという事態にはならないだろう。(ルノーとの)契約を延長することもできるが、私たちは競争力のあるエンジンを望んでいる。つまり、上位を走ることができて、優勝を争えるエンジンだ」

「パワーの差が2%以内になるように性能調整するという議論や、いわゆるインデペンデント・エンジンの案を復活させる話もある。このレギュレーションがどうなるのか、そして今季私たちが使う『TAGホイヤー』エンジンの開発がどのように進展するか、ひとまず様子を見たいと思っている」




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