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マクラーレン復活へ隠れた動き。中国投資家と交渉か

2015年12月9日

 マクラーレン・テクノロジー・グループのCEO、ロン・デニスは、マクラーレンチームが消滅に向かうことなく、メルセデスやフェラーリと戦えるようになるためのプランを実行していると明かした。詳しくは話していないものの、デニスは主に中国の投資家たちと交渉を行っているものとみられる。

 2015年、マクラーレン・ホンダはコンストラクターズ選手権9位と、チーム史上最悪の成績に終わった。近年スポンサーの離脱が相次いでおり、F1の成績に基づく分配金も減るため、チームの財政状況は悪化する方向にある。

 デニスは、ここ数カ月にわたり、新たな投資を引き出すための交渉を行っており、交渉相手は主に中国の投資家であると考えられている。

 現在、マクラーレン・グループの事業は、ロードカー、医療、金融、リサーチ、分析など多岐にわたっており、F1部門は全体の3分の1強にとどまっている。
 グループの株式は、デニスが25パーセント、マンスール・オジェが25パーセント、バーレーンの政府系ファンド、マムタラカトが50パーセントという配分で所有している。

 現在の株式保有の状況について聞かれたデニスは次のように答えた。
「マクラーレンの歴史の中で、株式の所有に関しては常に動きがあった。それは特に異常なことではない」

「我々株主の目標は常に(企業の)成長について考えることである」
「今は、ライバルたちと同レベルのリソースを持つ組織にするため、いかにして規模を拡大し、力を増すことができるか、その取り組みを行っているところだ。メルセデスやフェラーリと戦うのは簡単なことではない」





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