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RBR、難局に直面。跳ね馬との交渉と多額の損失

2015年9月18日

 レッドブル・レーシングのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーは、来季に向けて競争力の高いパワーユニットを得られなければ、同チームはF1に参戦することができないと述べ、F1に残れるかどうかは「エンジンサプライヤーの考え次第」であると語った。

 今週、ルノー社の会長カルロス・ゴーンが、もはやパワーユニットサプライヤーとしてのF1活動は行うつもりはなく、撤退するかワークスチームとして参戦するかのどちらかであると発言した。ルノーとレッドブルおよびトロロッソとは2016年末までの契約を結んでおり、ゴーン会長はこの契約は尊重すると述べているが、現在両者は契約の見直しについて協議していることも分かっている。

 レッドブルは現在最強のエンジンであるメルセデスの供給を受けることを望んでいたが、レッドブルを脅威と考えるメルセデスは契約を結ばないことを決めた。そのためフェラーリへのスイッチが現実的な唯一の選択肢と考えられる。

 フェラーリのチームプリンシパル、マウリツィオ・アリバベーネはレッドブルへのパワーユニット供給に関して前向きな発言を行っているが、最終決定は会長セルジオ・マルキオンネが行うことになる。

 来年に向けてF1で1年落ちのエンジン供給を認めるよう規則変更を行う動きがあるものの、レッドブルはそういった契約を受け入れるつもりはないと考えられている。





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