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ホンダ、6基目のPUに関しFIAに確認、トークン計画変更も

2015年7月15日

 F1規則変更によりホンダは他のマニュファクチャラーよりパワーユニットを1基多く使うことが許されることが決まったが、ホンダはこの規則の詳細を確認してからトークン(開発点数)使用のプランを決めようとしている。

 10日、世界モータースポーツ評議会会合が開催され、F1ストラテジーグループが提案したパワーユニット規則の変更を承認した。これによりF1に新加入したパワーユニットマニュファクチャラーは、最初のシーズンは他のサプライヤーより1基余計に使用することが許され、つまり1ドライバーあたり5基を使用できることになった。この規則は今年のホンダにも適用される。

 しかしこの規則が決まる前にマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンはすでに5基目のエレメントを使用し、ペナルティを受けてしまっている。

 10日に発表されたF1スポーティングレギュレーション改訂版では、28.4条b) において「FIAの同意(および裁量)により、マニュファクチャラーあるいはサプライヤーが初の選手権シーズンに提供するパワーユニットを使用するドライバーに関しては、a)に記載された数(注:4基)がひとつ引き上げられる」と記されている。

 この文章からでは、ホンダが今後6基目のパワーユニットを使用したときにペナルティを受けずに済むのかどうかは明らかではない。
 ホンダのスポークスパーソンは、「オーストリアですでに受けてしまったペナルティに関してどのように対処できるのか、詳細が分かっていません。詳細を確認する必要があります」と述べたとMotorsport.comが伝えている。

 6基目のパワーユニットをペナルティなしで使用できるかどうかによって残りのトークンを使って開発したPUをいつ入れるか、今後のプランが変わってくるものと考えられる。
 イギリスGP直後の時点では、ホンダF1プロジェクトの新井康久総責任者は「残りのトークンをいつ使うのかまだ決めていません」と述べていた。規則変更後、ホンダのスポークスパーソンは「まだハンガリーGPまで時間があります。レースまで日々状況が変わっていくでしょう」と述べ、ハンガリーGPでのエンジンアップデートの可能性を否定しなかった。




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