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タイヤ戦略が勝敗を左右、ニコは“最速”を遂行

2015年5月11日

2015スペイングランプリ 決勝

トップ3が2ストップと3ストップで戦い、ロズベルグが2015年シーズン初勝利を挙げる
P Zeroオレンジ・ハードとP Zeroホワイト・ミディアムに最適な路面温度コンディションとなる
今週火曜日と水曜日、今年1回目のインシーズンテストが開催

2015年5月10日、バルセロナ
ピレリがタイトルスポンサーを務めるスペイングランプリ決勝で、2ストップと3ストップ戦略が表彰台を争いました。接戦の勝敗を左右したのはタイヤ戦略でした。

ニコ・ロズベルグが2ストップ戦略のポール・トゥー・ウィンで今シーズンの初優勝を飾った一方、チームメイトのルイス・ハミルトンは、異なる戦略を採ったフェラーリのセバスチャン・ベッテルとのバトルを繰り広げました。ハミルトンは、スタート後に順位を落とした後、3ストップ戦略を採用しました。そして、ベッテルは2ストップ戦略を採ったことにより、スリリングなフィナーレとなったレース終盤に、スピードのあるハミルトンと対決を迎えることとなりました。

ロズベルグは、ピレリが最速戦略として予測したミディアム?ミディアム?ハードと繋ぐ戦略を採り、最終的には17秒差をつけて勝利を掴みました。決勝のスタート時、全ドライバーがミディアムタイヤを装着しました。ミディアムタイヤは、FP2でハードタイヤよりもラップあたり1.5秒速い性能を示していました。一方、ハミルトンは戦略を3ストッパーへ変更し、最初の2スティントをミディアムで、第3スティントをハードで走行し、この時点でタイヤ交換義務を消化しました。ウィリアムズのフェリペ・マッサもハミルトンと同じ戦略を採り、9番グリッドからスタートして6位に入賞しました。

予選が残念な結果に終わったキミ・ライコネンは、異なる2ストップ戦略を採りました。ライコネンは、第2スティントをハードタイヤで走行後、レース終盤にミディアムタイヤのスピードを活かし、同じフィンランド人ドライバーであるウィリアムズのバルテッリ・ボッタスとの接戦を展開しました。摩耗とデグラデーションは想定内の数値を示し、2ストップと3ストップがともに可能な選択肢である中、ドライバーおよびチームは状況に適応した戦略を採用しました。

グランプリ後、各チームはバルセロナに留まり、火曜日と水曜日に行われる今年1回目のインシーズンテストに臨みます。このテストでは、レギュラードライバーとともに、多くのリザーブドライバーがステアリングを握る予定です。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター
ポール・ヘンベリーのコメント:
「戦略が主役を演じたスペイングランプリ決勝で、メルセデスとフェラーリによる見応えのあるバトルが展開されました。今回のタイヤ選択は数多くの可能性を提供し、各チームがそれぞれのポテンシャルを最大限に引き出すことを可能にしました。カタロニアサーキットの厳しいコンディションと高い路面温度の下、両コンパウンドは完璧に機能し、グレイニングやブリスターの発生はごくわずかに留まり、全ドライバーの戦略実行に貢献できたと思います。この後、我々は、将来のタイヤ開発に有益な多くのデータを収集するインシーズンテストに臨みます」

コンパウンド毎のラップタイム上位:
ハード
1/ロズベルグ/1分29秒109
2/ハミルトン/1分29秒910
3/ボッタス/1分30秒711

ミディアム
1/ハミルトン/1分28秒270
2/ライコネン/1分29秒931
3/マッサ/1分30秒374

最長スティント:
ハード/28周(サインツ、フェルスタッペン)
ミディアム/30周(ロズベルグ)

Truth-O-Meter:
ロズベルグは、我々が66周の決勝で主流になると予測した2ストップ戦略を採用しました。我々の最速2ストップ戦略は、ミディアムでスタート、23周でミディアムへ、50周でハードへ交換するというものでした。ロズベルグは、同様のパターンを採りつつ、15周目と44周目にピットストップを行いました。

(ピレリ ジャパン株式会社 プレスリリース)




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