【決勝無線】メルセデスの過信、ハミルトンの怒り
2015年4月1日
マレーシアGPは誰もが予想できなかった「フェラーリ圧勝」に終わった。しばらく覇権は揺るぎそうにないと見られていたメルセデスが、何かミスを犯したのだろうか? 彼らの内情は、レース中の無線交信から感じ取れた。
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「コーナリング中に話しかけないでくれ!」
レース終盤の42周目、ルイス・ハミルトンはエンジニアのピーター・ボニントンからの無線に対して怒りを露わにした。常勝だったはずのメルセデスが、フェラーリに歯が立たない。予選では圧倒したはずのフェラーリに負けたとすれば、その原因は戦略以外にない。ハミルトンは、そんな心境だったはずだ。
4周目のセーフティカー導入と同時にピットストップを済ませ、土曜からメインタイヤと決めていたハードタイヤに履き替えた。金曜のロングランでは、ミディアムが大きなデグラデーションに見舞われていたからだ。
「この先のシナリオは? ポジションとタイヤは?」
「いまはP6(6番手)、すでにピットストップをしたハードタイヤ勢の中ではトップだ。前にいるベッテル、ヒュルケンベルグ、グロージャン、サインツ、ペレスは全員ミディアムタイヤだ」
メルセデスはフェラーリのロングランペースを警戒しつつも、ハードタイヤを中心とした3ストップ作戦を採っていた。だから4周目のセーフティカー導入の際には迷わずピットへと呼び入れて、ミディアムタイヤを“捨て”に出た。
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※オーストリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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