2013年F1ブラジルGPの金曜プラクティスで、ケータハムのシャルル・ピックは20位/20位、ギド・バン・デル・ガルデは19位/19位だった。

■ケータハムF1チーム
シャルル・ピック　フリー走行1＝20位／2＝20位
　FP1はウエットを履いて通常のインスタレーションラップを始めたが、路面コンディションはOKだったので最初の本格的な走行はインターミディエイトで行った。

　最初のバランスはOKだったが、走行の最後にかけて内圧が低いインターミディエイトに履き替え、フロントグリップが改善したが、代わりに全体的なバランスを犠牲にしてしまった。

　最初のランの終わりになると雨が再び降り出したため、走行プランを変更していくつかの手順をチェックし、タイヤを使い切ってしまわないようにした。

　セッション終盤の雨が降りやむ時間帯まで待ち、週末の天候を考えると自分にとってはかなり役立つセッションだったと思う。

　FP2の開始時には他のクルマと同様に雨がやむまで待っていて、その後フルウエットで最初のランを行った。

　路面はとてもウエットでアクアプレーニングがあちこちで発生するほどだったが、センサーに問題が発生しピットに戻らなければならなくなるまでに数周を走行できた。

　その時点ではインターミディエイトでの走行が難しい状況になっており、日曜日のためにウエットタイヤのセットをできるだけ多く残しておきたかったので、セッション残り15分まで待ち、最後はインターミディエイトでコースインした。

　今日のウエット走行から十分なデータを蓄積できたし、残りの週末に向けて本当に役立つ情報を得られた。あとは、明日と日曜の天候がどうなるか見ていかないといけない。

ギド・バン・デル・ガルデ　フリー走行1＝19位／2＝19位
　昨年のFP1でこのコースを走行して、いいセッションを経験していた。そのためこのサーキットをすでに知っていたので、今日のFP1ですぐにプログラムに取り掛かれた。

　インスタレーションラップに出たところ、見た目ほどウエットではなかったため、ベースライン走行の前にタイヤをウエットからインターミディエイトに交換した。

　走り始めのバランスにはとても満足だった。リヤは多少ルーズで予測できない感じだったが、フロントエンドのグリップは特にハイスピード時にはよく、自分としてはこういったコンディションは本当に好きなので、感触はよかった。

　2回目のランではストップを挟んだシングルラップを繰り返し、スタートとピットストップの練習をするはずだったが、ピットストップの後にシフトアップに問題が発生し、2速でガレージに戻る羽目になった。

　原因がソフトウエアの問題であることが判明し、すぐに修復後、セッション終わり間際に最後のランを行うことができた。結果として18周を走行でき、コンディションを考慮すると悪くはない周回数だったと思う。

　FP2の走り始めはよかった。セッション序盤はしばらく待っていたが、ウエットでコースインしてからいいアウトラップを刻み、グリップもよく、最初のフライングラップからプッシュできるクルマになっていた。タイヤの性能はやや落ちていたが、フルウエットタイヤでのパフォーマンスとバランスにはすごく満足できた。

　残りのセッションの大半は路面がインターミディエイトで走行できるようになるまで待ち、残り15分になり最後のランを行い、昨年のレース時と同じようなコンディションの下、12周を走行できた。今年も同じようなコンディションになることを望んでいるよ。

　ウエットでのクルマの感触はすごくいい。最後にこういった感触だったのはスパとモナコ。このふたつは今年の僕のハイライトとも言えるレースだったので、日曜日も同じようなコンディションになれば、本当に面白くなるだろう。

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