2013年F1マレーシアGPの土曜予選で、フェラーリのフェリペ・マッサは2位、フェルナンド・アロンソは3位を獲得した。
■スクーデリア・フェラーリ
フェルナンド・アロンソ 予選=3位
このポジションにはとても満足している。予選でトップ3に入ったのはすごく久しぶりだからね! 僕が通常決勝で成し遂げているような結果を、(予選では)ずいぶん長い間出せずにいたんだ。ドライでは僕らが最速ではなかったから、雨に多少助けられたかもしれない。でもトップ3からのスタートなら、表彰台を現実的に狙えるし、優勝を夢見ることだってできる。
Q3では路面があっという間に乾いていくのがわかり、迷った瞬間があった。ドライコンディションではインターミディエイトは1周か2周走っただけでデグラデーションが起き始めるからだ。でも最終的には一番理にかなった選択をしたと思うし、うまくいったよ。
過去3年の中で、パフォーマンス、戦略、ピットストップなど全部が一番うまくいくのは今年なのではないかと思う。
明日どういう状況になるのか見ていく必要がある。雨が降れば運に左右されることになる。今のF1ではスタートが最も重要とは言えないにしても、ポジションを維持するか、あるいは1コーナーでベッテルの前に出るために、いいスタートを切ることを目指す。そしてその後の展開を見ていくよ。オーストラリアでの僕らのレースペースやここでの金曜のロングランを見る限り、それなりに楽観的に考えてもいいと思う。
僕とフェリペが接戦を演じるのは今が初めてではない。これまでの3年も接戦だった。でもフェリペには不運や事故、メカニカルトラブルなどがあって、リザルト上はそれほど近い結果が出ていなかっただけだ。
チームメイト同士は戦って情報を共有し、データを比較し、分析する必要がある。チームにとって最高のニュースだよ。僕らは限界までプッシュしていく。
フェリペ・マッサ 予選=2位
素晴らしい予選だった。訪れるチャンスをすべて最大限に生かせたと思う。Q3では終盤にピットインして新品インターミディエイトを装着することにした。そのおかげでいい1周を走って2番グリッドを手に入れることができた。
チームのこの結果をとても喜んでいる。冬の間に皆が素晴らしい仕事をしてくれたおかげだ。このクルマはウエットでもドライでも、あらゆるコンディションで戦えることが分かった。でもこれからももっと改善していく必要がある。
今日はライバルたちがとても手強かったから、雨に少し助けられたかもしれない。普通のコンディションだったらこの結果を出すのはもっと難しかっただろう。
明日は長く厳しいレースになるだろう。何が起こってもおかしくないし、戦略とタイヤの管理が重要になる。天候がどうなるか分からないから、誰もが苦労するだろう。