2012年F1カナダGPの日曜決勝で、マクラーレンのルイス・ハミルトンは優勝を飾り、ジェンソン・バトンは16位に終わった。
■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ルイス・ハミルトン 決勝=1位
カナダに戻ってきて今日みたいなパフォーマンスを見せられるなんて、最高に感激だよ。2007年のF1初優勝と同じぐらい嬉しい。久しぶりのベストレースのひとつと言える。本当に最高の気分だ。素晴らしいとしか言いようがない。ラインを越えた時にはほとんど信じられなかった。自分の中で感情が高まり、それが爆発するような感じだった。ただただ信じられない。モーターレーシングで一番好きなのはまさにこれなんだ。
今日のレースが難しいものになるだろうことは分かっていた。だから第1スティントでは、セブ(・ベッテル)についていけていることにすごく満足していた。その時点で、自分が優勝争いに絡めるという確信を感じていた。僕らの戦略は2回ストップということに最初から最後まで決まっていた。
それがフィニッシュまでたどり着くまでの最速の方法であることは分かっていたんだ。今日はとてもうまくタイヤを管理して走った。2回ストップであることを考慮しながら使った。
100パーセント コントロールし、レースで何が起きているのかを理解していた。それに関しては僕らにとってベストレースのひとつだよ。レースエンジニアのアンディ(・レーサム)に、常に情報をくれるよう頼んだ。彼は今日素晴らしい仕事をしてくれた。自分がどこでタイムを失い、どこで稼いでいるかを常に知ることができ、それがとても助けになった。
優勝は毎回別物だ。どの勝利も新しく、特別なものなんだ。チーム全員がボーダフォンの“ロケットレッド”ビクトリーTシャツを着ていて、ファクトリーのスタッフたちも同じことをしているのを知っている。それを見ていると、すべてがより一層素晴らしく思えてくる。
最後に言いたいのは、ファンの応援が素晴らしかったということだ。この勝利は彼らに捧げるよ。今日ここにいられることに心から感謝している。