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シューマッハーが幻のPP、可夢偉&バトンはQ2敗退

2012年5月26日

Sutton

 2012年F1第6戦モナコGPは現地時間26日(土)にモンテカルロの市街地サーキットで公式予選が行われ、メルセデスのミハエル・シューマッハーがF1復帰後初の予選トップタイムをマークした。ザウバーの小林可夢偉は12番手に終わった。

 現地時間14時から行われた予選は快晴のドライコンディションのもとQ1、Q2が行われ、フェラーリ、レッドブル、メルセデス、ロータスの各2台とマクラーレンのルイス・ハミルトン、ウイリアムズのパストール・マルドナドという10台が決勝のグリッドを決めるQ3に進出した。

 一方、ザウバーのセルジオ・ペレスはQ1開始直後にクラッシュを喫して最下位に沈み、Q3入りが期待されたチームメイトの小林可夢偉もQ2で奮わず12番手でノックアウト、さらにマクラーレンのジェンソン・バトンも同じQ2で13番手に終わった。

 モナコ70回目のポールポジションを決するQ3の争いは、最後にチェッカーを受けたシューマッハーが暫定トップだったレッドブルのマーク・ウエーバーのタイムを0.080秒上回り、2006年フランスGP以来、実に6年ぶりとなるポールポジションに手をかける。

 しかし、シューマッハーは前戦スペインでウイリアムズのブルーノ・セナと接触した際の5グリッド降格が決まっており、決勝は6番手から。代わってポールポジションを手に入れたのは予選2番手につけたウエーバーで、同3番手のニコ・ロズベルグが最前列2番グリッドにつくことになった。

 なお、予選9番手のマルドナドはフリー走行3のペナルティで決勝は10グリッド降格となるため、可夢偉は11番手のスタートに。また、ノータイムのペレスは107パーセントルールの手順に沿い、決勝レース出場はスチュワードの判断に委ねられることになる。




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