2012年F1バーレーンGPの日曜決勝で、マクラーレンのルイス・ハミルトンは8位を獲得、ジェンソン・バトンはリタイアを喫した(正式結果は18位)。
■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ジェンソン・バトン 決勝=18位
今日はあまりバランスがよくなかった。レースの間ずっとオーバーステアに苦しみ、レースを通してフロントウイングの角度を下げていった。でも、最終スティントは長くとっており、もしトラブルに見舞われなければ終盤のラップに面白いことが起こったかもしれない。最終スティントの序盤にプッシュしていたドライバーが何人かいたけれど、僕はタイヤを労わって走っていたからね。
残り5周に入ってからプッシュし始めて、ポール(・ディ・レスタ)とニコ(・ロズベルグ)に追いついた。でも(53周目の)最終コーナーでブレーキングした時に右フロントが浮き上がり、(左リヤが)パンクしたと分かった。それですぐに無線でチームに連絡し、ピットに入った。最後数周はマシンからひどい異音が出た。最初はエキゾーストのトラブル、それからパンク、それからデフのトラブルが出たんだと思う。それでリタイアせざるをえなかった。
チーム全体にとってかなり厳しい週末になってしまった。
ルイス・ハミルトン 決勝=8位
モーターレーシングではいい時もあれば悪い時もある。今日はそういう一日だったんだと思う。本来なら今日僕らはトップ4争いができたはずだった。でも結局はそうはならなかった。もちろんその一番の理由はピットでの遅れだ。マシンの中にいるドライバーとしては、ああいう時はフラストレーションを感じる。自分には手を貸すことはできず、待つしかないからね。
今日は世界選手権争いでの勢いを少し失った。でもプラスの面を考えれば、それでも4ポイントを獲得できたのはいいことだ。今シーズンほど接戦だと、1ポイント1ポイントが貴重だ。
次はヨーロッパシーズンに入る。はっきりしているのは、僕らにはふたつやるべきことがあるということだ。僕らはマシンのペース向上に取り組み、ピットストップを改善しなければならない。