パナソニック・トヨタ・レーシングは、シーズンを締め括る日本・中国・ブラジルの遠征3連戦へ向け、3日間に渡ってF1ヘレス合同テストに参加している。合同テスト2日目は、昨日テストを行ったフランク・モンタニーから、ラルフ・シューマッハーがテストを引き継ぎ、改修された富士スピードウェイで開催される日本GPへ向けた準備作業を継続した。
ラルフ・シューマッハーは異なるセットアップを試み、若干の機械的なトラブルによる中断があったにもかかわらず、79周を走破した。テスト最終日となる明日は、ヤルノ・トゥルーリがテストを担当し、日本へと旅立つ前に、最終的な“TF107”の仕様を決定することに集中する。
ラルフ・シューマッハー
「我々は今日多くのことを試し、最終的には進化を遂げることが出来た。いくつかの細かな問題に多少時間を取られたが、大きな問題はなかった。テストの開始直後は、安定性とバランスに関してやや困難であったが、機械的なセットアップを変更したことで、良いバランスを見出すことが出来た。午後には空力の比較作業も行うことが出来た。今回のテストは日本GPへ向けた準備のために助けになってくれるはずで、私は富士スピードウェイでレースを戦うのを楽しみにしている」
ゲルト・プファイファー
テスト・チーム・マネージャー
「ラルフ・シューマッハーのプログラムは基本的に昨日フランク・モンタニーが開始したものを続行する形となったが、機械的な問題により、何度かの短い中断を余儀なくされた。午前中は主にトラクション改善を目的とした機械的なセットアップ作業を行い、午後は空力の比較を行いながら更に多くのデータを収集した。ヤルノ・トゥルーリが明日、テスト最終日を担当し、シーズン終盤の3戦へ向けたいくつかの決定を行うことになるだろう」