パナソニック・トヨタ・レーシングは、イタリアのモンツァ・サーキットで行われているF1合同テストを終了した。
3日目の午前中に見舞われた降雨により、今回の合同テストに参加した11チーム中9チームが、予備日である4日目を利用し、テストを継続した。
しかし、4日目も、昨日同様に朝は雨に見舞われ、テストを担当したラルフ・シューマッハーは、午前中初期チェック走行を終えた後、再び早めに設定された昼食休憩までは、有意義なテストを行うことは出来なかった。
その後、午後には太陽も現れ、気温も上昇。ラルフ・シューマッハーは来週に迫った第13戦イタリアGPへ向けた機械的な面でのセットアップを中心に、テストに集中し、4日間に渡る合同テストを締め括った。
ラルフ・シューマッハー
「再び朝から降雨によって走行時間を妨げられ、やや不満の残る1日であった。サーキットの路面は今日もウェットであり、さらに、小さな技術的問題のために止まってしまったことで、少し時間をロスした。私は機械的なセットアップ作業に集中したが、テストの終了時点においても、まだやるべき作業があると感じた。セッション終盤には、他車が第1コーナーでエンジンを壊し、コース上にオイルが撒かれてしまったために、有意義な比較を行うことは困難であった」
ゲルト・プファイファー
「合同テストのスタートは順調で、最初の2日間は事実上中断されることもなく、ヤルノ・トゥルーリと共に強力に進歩を遂げることが出来た。ヤルノ・トゥルーリは確かな自信を得て水曜日にテストを終了し、自身のホームGPへ期待と共に臨むこととなった。一方ラルフ・シューマッハーは不運にも、テストに参加した木曜日、金曜日共に午前中は降雨に見舞われることとなってしまった。4日間に渡る長いテストの中で、チームは良い成果を挙げたが、ラルフ・シューマッハーはまだ進歩の余地があると感じており、我々は、来週金曜日の公式練習開始前までに、今回得られたデータを慎重に分析する」