アンソニー・デイビッドソンは、スペインのカタルニアサーキットで3日間に渡るテストを終えた。デイビッドソンは、新しく加わったスーパー・アグリF1チームでのテストセッションの好結果に満足していると語った。
ホンダの支援を受けるスーパー・アグリで、来シーズン、念願のフルタイムのレースシートを得たデイビッドソンは、暫定マシンをドライブしカタルニアで3日間に渡るセッションを完了した。彼はトータルで291周をこなしたが、日ごとにタイムは縮まり、最終日の木曜日には3日間でもっとも速い1分18秒043のタイムを記録した。
「最初のテストとしてはよかったと思う。新しいチームでの作業を楽しむことができたよ」と元BAR、およびホンダでテストドライバーを務めたデイビッドソンはそう語った。
「3日間でかなりの周回数をこなし、日に日にお互いの信頼を築いていけたし、僕らの作業の方向性に対する自信を高めていくことができた。車の信頼性はかなりのものだったし、テストの重要な要素であるブリヂストンに対する理解が深まった。チームとしてはかなりの進歩を果たせたんじゃないかと思う。来週行うヘレスでのテストも、今回同様にいい感じでいけるといいね」
スーパー・アグリはデビューシーズンの終盤に好結果を残したが、チームの能力としてはそれ以上のものを持っていることをデイビッドソンの周回数が示している。その結果にスポーティング・ディレクター、グラハム・テイラーも満足していた。
「計画していたテスト内容は、完全にこなすことができた」とテイラー。
「アンソニーとの初の共同作業は、両者にとって素晴らしいものとなった」
「アンソニーのコメントにもあるように、我々は2007年のブリヂストンタイヤに関して多くの情報を得ることができた。これからはタイヤのポテンシャルを最大限引き出すための開発作業にかからねばならない」
「トータルとして、我々はバルセロナでのテストで集めた情報と車の信頼性について大いに満足している」