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[Honda]中本修平レポート「目標の表彰台に届かず、残念でした」

2006年10月11日

 初日の雨模様から一転して、予選、決勝レースはドライ路面で戦われた。ジェンソン・バトン、ルーベンス・バリチェロはそれぞれ、7、8番グリッドからスタート。しかしバリチェロは直後に他車と接触したことが響き、12位完走に終わる。
 バトンは終始ポイント圏内を走ったものの、4位でチェッカー。表彰台獲得は、ならなかった。

「目標にしていた表彰台に届かず、残念なレースでした。まずバトンですが、スタートして最初の10周ほどは、予定していたタイムが出せませんでした。その後はペースが戻ったのですが、それまでは1周1秒ぐらい遅かったです。あれがすべてでした。アンダーステアがひどくて、どうすることもできませんでした。鈴鹿は燃料が減って軽くなることによるタイム向上よりも、タイヤ性能の劣化でタイムが落ちていく割合の方が大きいんです。だから周回を重ねるにつれてタイムが早くなっていくというのは、レース序盤でのクルマの状態が、相当悪かったということです。1回目のピットインの際、フロントウイングを調整しました。それ以降は、周りのクルマと遜色のないタイムで走れました。フィジケラに負けたのは、序盤の10周が原因だったと思います。けれども、リタイアしたシューマッハをはじめ、マッサやアロンソには、ついていくことはできませんでした。まだまだですね。バリチェロは、スタート直後に1コーナーの進入で、前を走っていたハイドフェルドが寄せてきたので、行き場を失ってしまったようですね。それでこちらもブレーキを踏んだらロックしてしまい接触しました。フロントウイングを破損したので、緊急ピットインしてノーズを交換しました。その際に燃料をかなり積む選択肢もありました。しかしさっき言ったように、ここ鈴鹿では、重いクルマではタイヤへの負担がかなり大きくなってしまいます。それで、ほんのわずかの補給にとどめて、送り出しました。このノーズ交換が、致命傷になりました」


−上海ではやはりレース序盤に、リアタイヤの異常摩耗という症状に見舞われました。バトンの今回の問題は、あの時のような厄介な問題では……。
「そうではなかったです。今すぐ答えが出るものでした。上海の問題もその後原因を分析して、対策を施しています。今回に関しては、通常スタート前に路面温度などを読みながら、フロントウイングのフラップ調整を行うのですが、その読み間違いだったと思います」

−(バトンの4位は)今のHondaの実力を反映した結果だったのでしょうか。

「そうですね。序盤でのペースダウンがなかったとしても、フィジケラの前にいけていたかどうか……。結局ストレートで抜かれるのは、コーナーの出口でちゃんとアクセルを踏んで引き離すことができないからです。アンダーステアが出ていると、そこが厳しいわけです」

−鈴鹿での日本GPは、これで最後になってしまうかもしれません。

「私自身、学生時代に二輪レースをしていた頃から30年近く、毎年鈴鹿には来ていました。それが来年、来られなくなるのかなぁと思うと、やはり感慨深いものがありますよ」




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