F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

「フェラーリは不利な立場に立たされることの方が多い」とトッド

2005年12月15日

 長年にわたって、FIAはフェラーリをひいきしていると言われてきた。ジャン・トッドがマックス・モズレーと親交が深いこと、そしてトッド自身が政治的野心を持っているとの見方が、こういった推測を高める結果になっているのは当然のことだろう。しかしトッド自身は事実は全く逆だと主張している。

「この世界では、フェラーリに有利になるように事が運ばれると言われがちだ」とトッド。「しかしそんなことはない。たいていは、フェラーリに不利に働いているよ。ポイントシステムにしても、予選方法の変更にしても、我々が強すぎるというので採用されたものだ。今年のレギュレーションも、我々の利益には反していた」
「個人的にはFIAのマックス・モズレーの行動には大賛成なんだ。彼は素晴らしい仕事をしていると思う。自分の仕事に打ち込んでいる。F1に携わる我々は、進化についてはそれがいかなるものであっても、合意に達することができない。それで結局彼がまとめていかざるを得ないんだ。時にはそれがうまくいくが、そうでない時もある。ほとんどの場合は、フェラーリにとってベストではないと思うときでも、彼のポリシーを尊重し、彼に行動を起こしてもらうべきだと考えてきた。そういうことは何度もあったよ。やろうと思えば反対できたんだろうが、それは余計なことだと思った」
 トッドは、チームボスたちが、将来についての話し合いの中でどれだけの結果が出せるのかは疑問だと考えている。
「彼らの話し合いでどういう成果が出せると思う? ゼロだよ」
 トッドはデスクの上のカップを使って、たとえ話をした。
「たとえば、このカップを動かすという決定を下そうとする。そうすると4時間もかかったあげくに、カップを動かすことができないといった具合だ」


「F1はビッグビジネスであり、素晴らしいスポーツであり、最高のショーだ。浮き沈みはあるが、魅力的なビジネスだと思う。しかし、このビジネスに携わっている人々のほとんどが、年をとりすぎていると思うね。我々は変わらなければならないし、活気付けが必要だ。もちろん私を含めてね。若くフレッシュな人たちが現れて、いいアイデアを提供してくれたり、率直な意見を聞かせてくれたりすると、嬉しい。F1に必要なのは、こういうことなんだと思う。バーニー(エクレストン)は素晴らしい仕事をしてくれているが、いつかは解決法を見つける必要があるだろう」
 元フェラーリドライバーのエディー・アーバインとジャン・アレジがいずれも新チーム立ち上げのプロジェクトへの関与がウワサされており、ゲルハルト・ベルガーも再びマネージメントの立場に立つのではとささやかれている。これについてトッドはこうコメントしている。
「エディーのことは好きだが、私には彼の幸運を祈ることしかできない。この仕事に真剣に取り組むと、生活が一変する。F1をよく知っている彼やゲルハルトのような人物は、“新しい血”となってくれるだろう。ミハエルだけは、ここに名前が挙げられることがないだろうね。彼は頭が切れすぎる」




レース

6/21(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
6/22(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/23(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※スペインGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン219
2位ランド・ノリス150
3位シャルル・ルクレール148
4位カルロス・サインツ116
5位セルジオ・ペレス111
6位オスカー・ピアストリ87
7位ジョージ・ラッセル81
8位ルイス・ハミルトン70
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※スペインGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング330
2位スクーデリア・フェラーリ270
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム237
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム151
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム28
7位BWTアルピーヌF1チーム8
8位マネーグラム・ハースF1チーム7
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第10戦スペインGP 6/23
第11戦オーストリアGP 6/30
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
第14戦ベルギーGP 7/28
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.6 第7戦エミリア・ロマーニャGP & 第8戦モナコGP & 第9戦カナダGP号