ジャンカルロ・フィジケラ率いるフィジケラ・モータースポーツ・チームは、来シーズンはGP2シリーズのレギュラーチーム、コローニ・モータースポーツと手を組み、同シリーズに参戦することを明らかにした。
新チーム、FMSインターナショナルは、フィジケラとコローニの両チームのパートナーシップのもとに作られ、ボローニャ・モーターショーで公式に発表された。同チームは、パオロ・コローニとエンリコ・ザナリーニを代表とし、彼らがサーキット内外でのチーム運営に携わる。コローニは国際F3000とGP2の両シリーズでのベテランであり、一方のザナリーニはフィジケラやエディー・アーバインを含む数名のドライバーの監督役を務めた経歴を経て、チームの経営に携わることになった。
「コローニとFMSのジョイントベンチャーは、何かとても特別なことの始まりになる気がする」とコローニ。「私は個人的にGP2シリーズの大ファンであり、こういったレベルのモータースポーツで行われていることが好きなので、2006年シーズンがとても楽しみだ」
「今日は目標の実現の日であり、またミッションのスタートの日だ。ジャンカルロと私の仲は古く、イタリアF3で互いに競っていた頃までさかのぼる。我々はライバルだったが、私はトラックの中でも外でも彼を尊敬していた。そして今でも同じくらいに尊敬している。彼はドライバーとしてまた人間として、それはそれは多くの資質に恵まれているから、私は彼とエンリコと仕事ができるのを楽しみにしているし、彼ら二人とGP2シリーズで明るい未来を築けると確信している」
FMSはすでに来年のイタリアF3000シリーズで2台を走らせると公言している。ここでは、同じくGP2チームのデュランゴとのテクニカルパートナーシップがすでに成功しており、これが更新される。
2005年イタリアF3000チャンピオンのルカ・フィリッピは、コローニで広範なテストを行っており、FMSインターナショナルと契約を結ぶものと見られている。