トヨタのラルフ・シューマッハーは、長期にわたってマネージャーを務めてきたウィリー・ウエーバーと袂を分かつこととなった。
　ラルフは自分の公式ウェブサイトで、ウエーバーと自分の契約が即時に終了することを明らかにした。
「ウィリー・ウエーバーと僕は、協力関係を延長しないことを決断し、その理由については、公の場では話さないことにした」とラルフは述べた。
　ウエーバーは、ラルフの兄であるミハエルのマネージャーも務めており、1990年代初めからラルフのマネージメントも行ってきた。ラルフが1997年にジョーダンで初めてF1に乗ったのも、後にウイリアムズに移籍したのも、トヨタと3年契約を結んだのも、彼の手腕によるものだ。
「それは事実だ」と、この件について聞かれたウエーバーは、ドイツのビルド紙に対して語った。
「ラルフと私は、お互いの合意に基づいて別離した。ごく単純に、私たちには今後協力していくための共通項が何もないことに気づいたのだ」
　ビルド紙によれば、この別離の一番の理由は、ラルフが、ウエーバーは兄のミハエルにばかり集中していると思っているためだという。

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