資金不足に苦しむベルギーGPの地元行政府が、カレンダー生き残りのため、バーニー・エクレストンにプロモーターとなってくれるよう依頼することを考えているという。

　2005年のレース開催に際し、エクレストンへの支払いのために、当時のプロモーターに1千5百万ユーロを貸し付けなければならなかった地元ワルーンの行政府は、GPの開催継続のためエクレストンにイベント運営を依頼することを考えているようだ。現時点ではエクレストンに頼ることがベルギーGPに残された唯一の選択肢というわけでもないようだが、隣国ルクセンブルグがすでにレースへの支援を辞退していることもあって、経済大臣のジャン・クラウド・マルコートはエクレストンとの交渉を取り付けようと試みている。
　ベルギーGPが開催されるスパ−フランコルシャンは、最近のCrash.netのファン投票によれば“行きたいサーキット”の2位だったのだが、実際には同GPはチケット販売の落ち込みから資金が不足しており、2006年のカレンダー入りは暫定的なものになっている。
　エクレストンは以前にイギリスGPをプロモートするようオファーされたことがあるが、これを断っている。

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