ルノー・スポールは、12月にバルセロナで行うルノーF1チームのテストに、ポーランド人ドライバーのロベルト・クビカを参加させることを明らかにした。

　これは2005年、ワールドシリーズbyルノー選手権のタイトルを獲得したことによる褒賞である。20歳のクビカは今季同シリーズで4勝と11度のポールポジションを取り、最後から2戦目でタイトルを決定した。カタルニア・サーキットでのテストでは、2004年ユーロカップ・フォーミュラ・ルノーV6チャンピオンのジョルジオ・モンディーニが、クビカと共に走ることになっている。
「これは僕にとってとても重要な機会だ」とクビカ。「初めてのF1ドライブになるのだけど、同時にこれが最後なんてことにならないよう祈るよ！　もちろん今回はワールドシリーズbyルノーでタイトルを取ったご褒美にすぎないが、できるだけ多くのラップを走り切れるように頑張るつもりだ」
　ルノー・スポールのコンペティション・アンド・コミュニケーションのトップであるジャン・ポール・マリーは、2005年シーズンのクビカのパフォーマンスを見てF1シートを真に争えるドライバーだと感じたという。
「モータースポーツ界でこれほどのハイレベルにおよんだポーランド人ドライバーはいまだかつていなかった」と彼は語った。「ロベルト・クビカはシーズンを通して非の打ちどころのない安定性を見せた。いまや正真正銘のF1ドライバー候補だ」

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