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[Honda]バトン5位入賞、佐藤は13位完走

2005年10月9日

※レース後にトゥルーリ選手との接触について判定があり、佐藤選手の順位は取り消しとなりました。

 日本GP決勝レースで、B・A・R Hondaのジェンソン・バトンは5位入賞。佐藤琢磨はスタート直後にコースオフを喫してしまったこともあり、13位完走だった。

 前日までとはうって変わり、決勝当日は秋晴れの天候となった。フロントローからスタートしたバトンは、スタートでG・フィジケラ(ルノー)に前に出られ3番手。佐藤はスタート直後の1コーナーでアウト側にはみ出してしまい、大きく順位を落としてしまう。そしてJP・モントーヤ(マクラーレン)が最終コーナーでクラッシュし、セーフティカーが導入された間に緊急ピットイン。ノーズを交換し18番手でコースに復帰し、後方から追い上げる展開になった。

 7周目にセーフティカーがコースから離れ、レース再開。しかし、その3周後に佐藤がJ・トゥルーリ(トヨタ)をコーナーで捕え、サイド・バイ・サイドとなった際に、マシン同士が接触。佐藤はそのままコースをトレースしたが、トゥルーリはコースオフし、リタイア。佐藤はそのままレースを続行して追い上げを見せ、20周目には12番手までポジションをばん回した。

 トップ2台が最初のピットインに入った後、21周目にバトンは暫定トップに躍り出る。そしてその翌周に最初のピットイン。ところがここで給油口が開かないトラブルが発生し、ピット滞留時間が予想より長くなってしまう。そのためバトンは5番手でコース復帰することになった。

 レース中盤を過ぎ、上位陣のマシンが給油に入り始める。バトンは39周目には再びトップに立つが、その後41周目に2度目の給油に入り、再び5番手に。佐藤はポジションを上げることができず、13番手。バトンは2回にわたりホームグランプリで大勢のファンを前にトップを快走して見せたものの、そのまま5位でフィニッシュ。佐藤も13位でレースを終え、2台そろって好ポジションからのスタートを活かせず、表彰台を獲得することができなかった。優勝は、K・ライコネン(マクラーレン)だった。


■ジェンソン・バトン 5位
「2番グリッドからスタートしただけに、5位という結果はとても残念だ。スタートではポジションを1つ落としてしまったけれど、その後のレース前半の走りは良かった。フィジケラと同じペースで走ることができたからね。最初のピットストップで給油口が開かず、メカニックが手動で開けなければならなかった。それで6秒以上タイムロスしてしまった。その後ペースを上げるのに苦しんでしまい、2回目のピットストップでも1つポジションを落としてしまった。グリッドでの順位を考えると、不満の残る結果になってしまった。中国では、良い結果を目指してもっと頑張るよ」

■佐藤琢磨 13位
(レース後の判定により、順位取り消しとなりました)
「ファンの皆さんからの素晴らしい応援に応えることができず、とても残念です。難しいスタートで、最初のコーナーでクリエンとサイド・バイ・サイドになり、膨らんでしまいました。後からきたルーベンスも僕の前でコースアウトし、接触してしまいました。そのため、マシンのノーズにダメージを受け、2台ともグラベルに入ってしまいました。作戦を変えましたが、それも上手く行かず、さらにトゥルーリとの接触でタイムロスしてしまいました。自分自身やファンの皆さん、そしてチームやHondaにとっても非常に残念な結果になってしまいました。でも、再び鈴鹿でレースすることを楽しみにしています」




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