ルノーで3年間テストドライバーを務めてきたフランク・モンタニーが、2006年のレースシートを求めるため、チームを離脱することを明らかにした。

　テストで常に好印象を与え続けてきたモンタニーは自身の公式ウェブサイトの中で、チーム離脱について発表し、現在は今季ニュルブルクリンクでサードドライバーを務めたジョーダン／ミッドランドチームと来季のシートについて交渉していることを明らかにした。
　交渉は「とても順調」とのことで、ミッドランドチームのボス、コリン・コレスも、ヨーロッパGPでモンタニーのパフォーマンスを目にして好印象を抱いているが、モンタニーが契約にこぎつけるには持参金が最大の問題となりそうだ。
　モンタニーがミッドランドと契約した場合、セカンドシートを巡って興味深いバトルが展開されることになるだろう。現在候補として、佐藤琢磨、アンソニー・デイビッドソン、クリスチャン・アルバースらの名が挙がっており、現ドライバーのティアゴ・モンテイロも、チームに残ってキャリアをさらに積んでいきたいと残留希望を明らかにしている。
　デイビッドソンは今シーズン、シルバーストンでのテストに参加し、ジョーダンのマシンをドライブした。一方、佐藤は母国日本からの資金面でのバックアップが期待される。今シーズン、ミナルディで多くの人々に好印象を与えてきたアルバースについてもまた、資金面でのバックアップが大きく期待できそうだ。

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